ドコモとメドレー、オンライン診療アプリ「CLINICS」共同運営 dアカウント連携も

2021年12月8日 08:08

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CLINICSのアプリ画面イメージ(画像:ドコモの発表資料より)

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  • CLINICSのサービスイメージ(画像:ドコモの発表資料より)

 NTTドコモとメドレーは7日、オンラインで診療と服薬指導が受けられるアプリ「CLINICS(クリニクス)」の共同運営を開始すると発表した。CLINICSは、医療プラットフォーム事業などを展開するメドレーが提供するアプリで、2016年2月からサービスを行ってきた。共同運営に伴い、アプリの利便性を高めるため、ドコモのdアカウントとの連携機能も追加するという。

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 CLINICSでは、オンラインの診療予約から診察、決済、薬の処方箋データの受領、処方箋データに沿った服薬指導やお薬手帳の登録まで、アプリを通じ一連のサービスが受けられる。オンライン診療の取り扱いがある医療機関の検索も可能で、医療機関は全国で約2,000件(2020年6月時点)登録されている。通常の通院時と同様、診察費や薬代などの支払いは必要となるが、アプリの利用に費用はかからない。

 共同運営にあたっては、アプリの使いやすさ向上のため通院診療の流れに沿いUI設計を変更。併せて、dアカウントとの連携機能も追加した。dアカウントとの連携は、アカウントを保有していれば数回のアプリ操作で登録が可能となっている。

 共同運営の背景には、2021年4月に合意したドコモとメドレーの資本・業務提携がある。提携目的の1つに「オンライン診療の適切な普及の加速」を掲げ、施策としてCLINICSの共同運営を設定。ドコモのユーザー基盤を活用してアプリユーザーを増やし、オンライン診療システムの導入を促進、対応医療機関の増加によってさらにユーザーを増やす、という絵を描いている。

 21年10月には資本・業務提携のもと、市販薬のオンライン販売や薬剤師によるオンライン服薬指導などを行ってきたミナカラの全株式を2社で共同取得。CLINICSの共同運営に際し、サービス展開の早期化と付加価値追加を図るため、薬関連の知見やオンラインサポートのノウハウを有するミナカラを取込んだという。

 またドコモとメドレーは、12月6日からヤマト運輸と岡山県和気町が開始したドローン飛行による医薬品輸送の実証実験にも参画。実験の中で、病院と患者をつなぐオンライン診療・服薬指導のプロセスにCLINICSを提供。ドローンはそこでの処方箋データをもとに、調剤薬局から医薬品を運ぶこととなる。

 今後はCLINICSの共同運営により、オンライン診療の普及を促し、それを起点とした新サービスを展開していく方針を掲げている。その先に、患者がテクノロジーを用いた医療ヘルスケアを使いこなせる未来の早期実現を目指すという。(記事:三部朗・記事一覧を見る

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