日経平均は123円高でスタート、日本郵船やANAが堅調

2021年11月8日 09:50

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;29735.45;+123.88TOPIX;2048.99;+7.57

[寄り付き概況]

 11月8日の日経平均は前週末比123.88円高の29735.45円と反発でスタート。5日の米国市場でダウ平均は203.72ドル高の36327.95ドル、ナスダックは31.28ポイント高の15971.59で取引を終了。10月雇用統計の予想を上回る強い結果を好感し、寄り付き後、上昇。製薬会社のファイザー(PFE)が開発中の新型コロナウイルス感染症治療の飲み薬が重症化リスクを大きく軽減することを明らかにし、専門家が来年の1月までにパンデミックが終了する可能性に言及すると回復期待感が一段と強まり、買いが加速。主要株式指数は総じて終日堅調に推移し、連日で史上最高値を更新し終了した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比85円高の29705円。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、本日の日経平均は買いが先行。米雇用統計の結果を受けた米国市場の強い値動きが追い風に。とはいえ、今週は1700社近い企業の決算発表が予定されているため、買い一巡後は徐々にこう着感が強まりやすいとの見方が市場では多いようだ。

 売買代金上位では、日本郵船<9101>、ANA<9202>、日本航空<9201>、日立<6501>、川崎汽船<9107>、INPEX<1605>などが堅調な反面、塩野義<4507>やJFE<5411>、ホンダ<7267>などが売りに押されている。業種別では、鉱業、空運、海運などが上昇率上位で推移。《FA》

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