特別展「虫めづる日本の美」京都・細見美術館で、養老孟司が選ぶ“虫”の絵画・工芸品約60点

2021年10月7日 11:59

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記事提供元:ファッションプレス

 特別展「虫めづる日本の美-養老孟司×細見コレクション-」が、京都の細見美術館にて2021年10月29日(金)から2022年1月23日(日)まで開催される。

■昆虫愛好家の養老孟司がセレクトした“虫”の絵画&工芸品

 特別展「虫めづる日本の美-養老孟司×細見コレクション-」は、無類の昆虫愛好家、昆虫学者としても知られる養老孟司が、細見美術館の所蔵コレクションからセレクトした、“虫”を表現した絵画・工芸作品約60点を紹介する展覧会。様々な虫たちに親しみ、その姿を愛でてきた日本美術の数々が一堂に会する機会となる。

■伊藤若冲が描く虫

 注目は、写実の精緻を極めた伊藤若冲の「糸瓜群虫図」。糸瓜の花や葉に寄り集まる虫たちを、繊細に描き出している。

■虫の装飾を施した工芸品&草花と虫を描いた屏風も

 加えて、虫をモチーフにした装飾を施した、平安後期の重要文化財「羽黒山御手洗池出土銅鏡」や、宝石のような虫たちの装飾によって華やかに彩られた「秋草虫蒔絵螺鈿小箱」なども登場。

 一方、「四季草花草虫図屏風」には、色鮮やかな花々と、その周りを生き生きと飛び回る蝶やトンボなどが描かれており、自然や豊かな風土に息づく虫たちの美しさが表現されている。

また、細見コレクションからのセレクトに加え、養老孟司が親交を結ぶ現代作家の、独特な自然観やデジタル技術によって表現された作品も合わせて紹介する。

【詳細】
特別展「虫めづる日本の美-養老孟司×細見コレクション-」
会期:2021年10月29日(金)~2022年1月23日(日) ※一部展示替えあり
会場:細見美術館
住所:京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合、翌火曜日)、年末年始(12月27日~1月4日)
入館料:一般 1,300円、学生 1,000円

【問い合わせ先】
細見美術館
TEL:075-752-5555(代)

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