【市場反応】米8月PPI、前年比で2010年来で最大の伸び、前月比で鈍化、ドル買い強まる

2021年9月10日 22:05

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記事提供元:フィスコ


*22:05JST 【市場反応】米8月PPI、前年比で2010年来で最大の伸び、前月比で鈍化、ドル買い強まる
米労働省が発表した8月生産者物価指数(PPI)は前月比+0.7%となった。伸びは7月+1.0%から鈍化も予想は上回った。前年比では+8.3%と、7月+7.8%から予想以上に伸びが拡大。少なくとも2010年来で最大を記録した。

変動の激しい燃料や食品を除いたコアPPIは前月比+0.6%と、7月+1.0%から伸びが鈍化。5月来で最小となった。前年比では+6.7%。伸びは7月+6.2%から予想以上に拡大し2010年来で最大を記録。

米国債相場は軟調に推移した。10年債利回りは1.32%まで上昇。ドル買いが強まり、
ドル・円は109円80銭から109円90銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1840ドルから1.1829まで下落した。

【経済指標】
・米・8月生産者物価指数:前月比+0.7%(予想:+0.6%、7月:+1.0%)
・米・8月生産者物価コア指数:前月比+0.6%(予想:+0.6%、7月:+1.0%)
・米・8月生産者物価指数:前年比+8.3%(予想:+8.2%、7月:+7.8%)
・米・8月生産者物価コア指数:前年比+6.7%(予想:+6.6%、7月:+6.2%)《KY》

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