「Happy birthday」だけでない! 誕生日のお祝いに使える英語フレーズ

2021年8月30日 07:29

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 英語で誕生日を祝う言葉と言えば「Happy birthday」だが、これ以外にもさまざまな表現が使われる。フォーマルな言い方からカジュアルな言い方、さらには、冗談めかした言い方までいろいろある。そこで、覚えておくと役立つフレーズをいくつか紹介したい。

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■フォーマルな言い方とカジュアルな言い方

 まず、フォーマルな誕生日の祝い文句として、「Many happy returns」を挙げたい。これは、会話よりもバースデーカードなどに用いられることが多い。

 一見、意味がわかりにくいかもしれないが、「Many happy returns of the day」とするとニュアンスがわかるのではないだろうか。今まさに誕生日を迎えている相手に対し、「これからさらにたくさんの誕生日が巡ってくることを」とお祈りするような意味合いだ。要は「長生きしてください」ということなので、年配の人に誕生日メッセージを送る時に使える。

 これに対して、ぐっとカジュアルな言い方が「Have a great one」だ。会話で「one」を使う時とは、それが指すものをお互い了解している場合であるように、この場合の「one」とはもちろん相手の誕生日のことを指す。これだけでも「素敵な誕生日を!」という祝意が伝わるが、「Happy birthday! I hope you will have a great one.」のように「Happy birthday」と組み合わせて使うのも丁寧でよいだろう。

■「wish」を使った誕生日のお祝い

 願望を表す動詞「wish」を使って、「おめでとう」の気持ちを表すことができる。「We Wish You a Merry Christmas」というクリスマスキャロルでよく知られた表現だ。これを使って、誕生日のお祝いメッセージを作ることもできる。

 「I wish you the best on your special day!」は代表的な例だ。バースデーカードでよく目にするフレーズである。もちろん「special day」ではなく「birthday」としてもよいのだが、「special day」を使うことで文字通り特別感が出せる。また、「あなたにとって特別な日」という意味だから、誕生日に限らずさまざまな記念日に使ってもよい。

 英語では、「I am wishing」と言う時に、単に「wishing」と省略することがある。「Wishing you a great day.」という感じだ。同じ形で、「Wishing you many more candles to blow!」と言うと、誕生日にふさわしい気の利いた表現になる。直訳すれば「吹き消すろうそくがもっとあらんことを」といった意味合いになるが、最初に挙げた「Many happy returns」と同じく、「これからも何度も誕生日を迎えてほしい」、すなわち、長寿を願うお祝いメッセージになるわけだ。

■冗談めかした誕生日祝いのメッセージ

 最後に、友だち同士のように、フランクな間柄で使える冗談めかしたお祝い表現を紹介しよう。

 「Happy 21st (birthday)!」は、21歳以上の人にも使えるお世辞だ。明らかに年上の人に、「まるで21歳に見えますよ」と冗談めかして言う時に使う。

 ビール好きの人には「Happy beer day!」もいい。誕生日を口実に「たらふくビールを飲んでやろう」と考えている相手には、これ以上ない表現だろう。(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る

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