アクサ生命、ライフプラン具現化のツール開発 ライフマネジメント支援を強化

2021年8月22日 14:24

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 アクサ生命保険(東京都港区)がライフマネジメントの支援を強化する。顧客の「人生の目的やビジョン」に基づいたライフプランを具体化するツールを開発。目標の達成に必要な情報や知識を提供し、生涯に渡って取引きを継続してもらう。

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 長寿命化で言われるようになった、いわゆる「人生100年時代」を念頭にライフプランを立てる。同社が開発したLNAS(エルナス: Life Needs Analysis System)上に、人生の理念や目的に基づいたライフプランニングを支援する機能を追加した。

 LNASは、顧客が漠然と抱える夢を具体的に示し、実現度を分析。どの夢が実現可能かを予測する。その上で、どう準備をすればいいか、何が不足しているかなどを明らかにする。それを踏まえて、夢の実現とそれに伴う万が一の事態に備えたアクションプランを提案するという流れだ。ここに、ライフマネジメントの視点を取り入れた。

 継続的な見直しとプランの修正などのメンテナンスも手掛けることで、生涯の長きに渡って顧客と並走し、取引きの継続につなげる。

 同社は20日、「ライフマネジメント ~人生を経営する~」の理念に基づき、新たな取り組みを行うと発表。ライフマネジメント支援もその一環。この他にも、金融リテラシーを強化するコンテンツの提供なども行う。従来運営している公式サイトのライフプランニングのページを、「ライフマネジメント」のページとしてリニューアル。資産形成などの金融知識を高める意義について紹介する。夢や目的の達成の手段として「お金」が重要と考えているためだ。

 また、全国の高校や専門学校を対象に金融に関する出前講座も引き続き開催する。金融の知識を学ぶ機会が少ない日本の学生に向けて、ライフマネジメントに関する啓蒙を行う。

 アクサ生命は、「一人ひとりの人生の目的、人生のビジョンに基づいて、将来のあるべき姿を考え、そこに至る道筋を後送し、その実現に向けて現実と向き合って進んでいくこと」を、ライフマネジメントの理念として定義している。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る

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