日経VI:上昇、株価下落で市場心理悪化し6月21日以来の高水準

2021年7月19日 16:00

印刷

記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:上昇、株価下落で市場心理悪化し6月21日以来の高水準
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は19日、前日比+1.99pt(上昇率10.14%)の21.62ptと上昇した。なお、高値は22.93pt、安値は21.32pt。先週末の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が下落した流れを引き継ぎ、今日の東京株式市場は売りが先行。日経225先物は下落し、日経VIは上昇して始まった。今週は22日から東京市場が4連休となることなどもあり、積極的な買いは手控えられたことから取引開始後の押し目買いも限定的で、市場心理が好転することはなく、今日の日経VIは終日、不安心理の高まった状態の基準とされる20ptを上回って推移し、6月21日以来の高水準で本日を終えた。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

関連記事