【株式市場】日経平均は161円安のあと次第に戻すが軟調、エーザイは買い気配のまま2日連続ストップ高

2021年6月9日 12:20

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万8868円29銭(95円27銭安)、TOPIXは1958.30ポイント(4.35ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で4億9293万株

 6月9日(水)前場の東京株式市場は、米国でNASDAQ指数が高かったものの、半導体関連株が総じて安く、昨日上げた日本郵船<9101>(東1)などの海運株も一服模様となった。一方、資生堂<4911>(東)や三越伊勢丹HD<3099>(東1)などは堅調で、三井不動産<8801>(東1)なども高い。日経平均は取引開始後の161円73銭安(2万8801円83銭)を下値に持ち直し、前引けは95円安にとどまった。

 エーザイ<4523>(東1)が買い気配のまま値つかずでストップ高(基準値から1500円高の1万755円)に貼りつき、米社と共同開発したアルツハイマー病薬の米国での承認が好感されて2日連続ストップ高。Jトラスト<8508>(東2)はインドネシアの銀行会社の再生進むなどで年初来の高値。オンデック<7360>(東マ)は5月締めの第2四半期好調の見方で一段と出直り拡大。山大<7426>(JQS)は住宅用木材市況高などが材料視され大幅続伸。

 東証1部の出来高概算は少な目で4億9293万株、売買代金は1兆1703億円。1部上場2193銘柄のうち、値上がり銘柄数は1191銘柄、値下がり銘柄数は877銘柄。

 また、東証33業種別指数は16業種が値上がりし、空運、不動産、鉱業、陸運、医薬品、非鉄金属、水産農林、電力ガス、食料品、ゴム製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【特集】「トリプル・ブルー」となった割安株、個人投資家の参戦余地は?(2021/02/01)
【編集長の視点】京阪神ビルは高値期日一巡を先取り業績上方修正・増配を買い直して反発(2021/03/16)
【小倉正男の経済コラム】米国はコロナ禍で起業ラッシュ、日本は?(2021/02/08)
朝日ラバーは調整一巡、22年3月期収益回復期待(2021/03/30)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事