Windows 10 バージョン20H2、幅広い展開の準備が整う

2021年5月23日 20:15

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記事提供元:スラド

Microsoftは18日、Windows 10 バージョン20H2を広範な展開用に指定した(Microsoft DocsSoftpediaの記事Bleeping Computerの記事)。

指定は組織での全面的な移行準備が整ったことを示し、ブロック対象となる重大な問題はすべて解決している。現在も残されている問題は、特定のアプリケーションとオーディオデバイスの組み合わせで5.1オーディオを再生したときに高音のノイズが聞こえることがあるというものと、日本語Microsoft IMEでふりがなの自動入力が期待通りに動作しないことがあるというもので、いずれも緩和策が公開されている。なお、これらの問題はバージョン2004/20H2/21H1で共通だ。

ふりがな自動入力の問題は、2004/20H2のMicrosoft IMEで発生する可能性のある問題に関するサポートドキュメントにKB4586853で解決されたとの記載がみられるが、KB4586853 (ビルド19041.662/19042.662)のサポートドキュメントでは未解決になっている。また、2月にはWindows 10 Insider Preview ビルド19042.844(20H2)で修正済みとなっていたが、2月のプレビュー版累積更新プログラムとして一般提供された同ビルドでは未解決となっていた。

この問題は遅くとも昨年10月にはバージョン2004のビルド19041.572で確認されており、回避するには「設定」のMicrosoft IMEのオプションで「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」をオンにするしかない。新しいバージョンのMicrosoft IMEではさまざまな問題が発生しているが、いつ修正されるだろうか。 

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