東急、帰宅しない日は家賃が下がる賃貸サービス開始 unitoと提携

2021年5月22日 10:09

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リレントレジデンス渋谷 ワークルームのイメージ(画像:東急の発表資料より)

リレントレジデンス渋谷 ワークルームのイメージ(画像:東急の発表資料より)[写真拡大]

  • リレントの概要(画像:東急の発表資料より)

 東急は20日、入居者が家に帰らない日は家賃がかからない賃貸サービスアパートメント「Re-rent Residence渋谷(リレントレジデンスシブヤ)」の開始を発表した。実施にあたり東急は、リレント機能を持った賃貸サービス「unito(ユニット)」を手掛けるリビングテック企業のユニットと提携。東急の所有物件で、サービス提供・運営はユニットが担う。

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 東急はこれまで、賃貸住宅「スタイリオ」シリーズを展開し「愛車と暮らせる住まい」や「かざらない暮らし」など、多様なニーズに応える賃貸住宅の提供を進めてきた。unitoを導入したリレントレジデンス渋谷もその1つと位置づけている。今後もベンチャー企業を含めたさまざまな企業と連携し、自由で豊かな暮らしの実現を目指していくという。

■unitoサービスの概要

 サービスの軸となるのは、リレント機能。リレントとは、入居者が外泊する日は家賃を減額する料金システムで、入居者は外泊日の3日前までに専用アプリ上で申請を行うだけで、家賃削減が可能となる。

 リレントレジデンス渋谷では、10日間不在で3万円減額、リレント上限日数の15日間不在では9万円が減額される。ミーティングデスクやチェアなどのリモートワーク環境があるワーク(WORK)ルームの月額家賃は、19万9,000円。15日間不在だと、単純計算で約45%の減額となる(別途、初期費用や諸経費の支払いは必要)。

 入居者が外泊する際は、ユニットの運営スタッフが除菌作業を含めた清掃を行い、ホテルとして宿泊者を募る。宿泊利用がない場合でも、入居者の家賃減額に影響はない。宿泊提供後は、入居者が帰宅する前に再度スタッフが清掃に入る。

 入居物件は、ユニットがサービス提供に必要な設備や内装を企画・設計。家の貸し出し時に入居者の持ち物を保管する鍵付き収納や、収納付きベッド、その他生活に必要な家具家電が備え付けられている。

 リレントレジデンス渋谷ではさらに、3タイプの部屋を用意。前述のワークルームのほか、ホームシアターやルームフレグランスが楽しめるチル(CHILL)ルームなど、暮らし方が選べるコンセプトとなっている。

 ユニットは2017年創業のベンチャー企業で、メイン事業は不動産の企画・開発・運営。unitoサービスは現在都内を中心に、東神田と渋谷の直営2拠点を始め、ホテル・民泊などで提供を行っている。コロナ環境下では、宿泊施設の空室や施設未開業などの状況を受け、unitoによるホテル再生支援事業も開始。港区汐留のホテル1棟を再生させ、21年4月に「unito SHIODOME」として開業している。

 リレントレジデンス渋谷は、34~37平方メートルの広さの6部屋を用意。2021年5月20日から入居者募集を始め、6月25日からの賃貸開始を予定している。(記事:三部朗・記事一覧を見る

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