綿半ホールディングスは22年3月期営業微増益予想だが保守的

2021年5月15日 08:49

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

(決算速報)  綿半ホールディングス<3199>(東1)は5月14日の取引時間終了後に21年3月期連結業績を発表した。巣ごもり消費も追い風として大幅増益となり、期末配当を上方修正した。22年3月期は反動などで、全体として営業微増益にとどまる予想としているが、やや保守的だろう。上振れを期待したい。株価は目先的には微増益予想を嫌気する可能性もあるが、徐々に上値を切り下げる形で軟調だっただけに下値限定的だろう。調整一巡して出直りを期待したい。

■21年3月期大幅増益、22年3月期微増益予想だが保守的

 21年3月期連結業績は売上高が20年3月期比4.5%減の1147億90百万円、営業利益が24.5%増の32億82百万円、経常利益が25.4%増の35億27百万円、親会社株主帰属当期純利益が26.3%増の19億19百万円だった。配当は期末2円上方修正し、20年10月1日付株式2分割換算後で20年3月期比3円増配の20円(期末一括)とした。

 小売事業は3.8%増収で58.2%増益だった。積極的な店舗改装やM&Aの効果に加えて、巣ごもり消費も追い風にDIY商品や園芸用品など高利益率商品が好調だった。建設事業は24.5%減収で14.0%減益だった。工事採算性は改善したが、新型コロナウイルスの影響で第4四半期の完成工事高が大幅に減少した。貿易事業は12.8%増収で1.4%増益だった。医薬品の安定供給確保のための在庫積み増し特需も寄与した。

 22年3月期連結業績予想は売上高が21年3月期比4.5%増の1200億円、営業利益が2.7%増の33億71百万円、経常利益が0.6%増の35億50百万円、親会社株主帰属当期純利益が9.4%増の21億円としている。配当予想は1円増配の21円(期末一括)である。

 小売事業に含まれていた木造住宅分野を建設事業に変更する。セグメント別計画は小売事業が2.6%増収で1.0%増益、建設事業が11.5%増収だが7.7%減益、貿易事業が5.7%減収で15.3%減益としている。建設事業は新型コロナウイルスによる受注減少や生産効率向上に向けた鉄構工場再編成、貿易事業は在庫積み増し特需の反動で減益予想としている。

 22年3月期は、新型コロナウイルスの影響が少なくとも上期まで継続すると想定し、特需反動なども考慮して、全体として営業微増益にとどまる予想としているが、やや保守的だろう。上振れを期待したい。

■株価は下値限定的

 株価(20年10月1日付で株式2分割)は、目先的には微増益予想を嫌気する可能性もあるが、徐々に上値を切り下げる形で軟調だっただけに下値限定的だろう。調整一巡して出直りを期待したい。5月14日の終値は1272円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS105円98銭で算出)は約12倍、時価総額は約252億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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