日経平均は19円高でスタート、日本製鉄や武田薬などが上昇

2021年5月10日 09:41

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;29376.89;+19.07TOPIX;1936.91;+3.86


[寄り付き概況]

 10日の日経平均は前週末比19.07円高の29376.89円と小幅ながら3営業日続伸でスタート。7日の米国市場ダウ平均は229.23ドル高の34777.76ドル、ナスダックは119.39ポイント高の13752.24で取引を終了。4月雇用統計で雇用者数の伸びが予想を大幅に下回ったため回復期待が後退し、寄り付き後、下落。同時に、連邦準備制度理事会(FRB)が早期に金融緩和を縮小するとの警戒感が後退し、上昇に転じた。引けにかけ、金融緩和の長期化を期待した買いが一段と強まり、上げ幅を拡大。ダウは連日史上最高値を更新して引けた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の29410円。米株高の流れを受けて、本日の日経平均は上昇して始まった。しかし、寄り付き後に一時マイナスに転じる場面が見られた後、再び上昇に転じて上げ幅を広げて200円の上昇となるなど、やや荒い値動きに。

 売買代金上位では、ソニーグループ<6758>、日本製鉄<5401>、武田薬<4502>、JFE<5411>、住友鉱<5713>などが上昇する反面、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>、SUMCO<3436>などが下落。業種別では、鉄鋼、鉱業、石油石炭、非鉄金属などが上昇率上位に。《FA》

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