NY株式:NYダウ164ドル安、パウエルFRB議長が市場のフロスに言及

2021年4月29日 07:00

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記事提供元:フィスコ


*07:00JST NY株式:NYダウ164ドル安、パウエルFRB議長が市場のフロスに言及
米国株式市場は下落。ダウ平均は164.55ドル安の33820.38ドル、ナスダックは39.18ポイント安の14051.03で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を控えて、ハト派色が弱まる可能性を警戒し、寄り付き後、下落。FOMCでは大規模緩和の据え置きが決定されたほか、パウエル議長が資産購入の縮小議論をする時期ではないとしたため緩和縮小はまだ先との安心感から一時下げ幅を縮小した。しかし、議長が株式には市場のフロスを反映している部分があると言及したことを受けて、引けにかけては再び下げ幅を拡大した。セクター別では、エネルギーが上昇した一方で、自動車・自動車部品が下げた。

ソフトウェアメーカーのマイクロソフト(MSFT)は決算内容が予想を上回ったものの、同社提供のクラウドサービス、アジュールの冴えない伸びが懸念され、下落。航空機メーカーのボーイング(BA)は決算で、6四半期連続の赤字を計上したことが嫌気され、下落した。一方で、食品会社のモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)は第1四半期決算内容が予想を上回り、上昇。また、石油会社のエクソンモービル(XOM)やシェブロン(CVX)は原油高を好感し、上昇した。

ソーシャルネットワークサイトを運営するフェイスブック(FB)は引け後に決算を発表。一株当利益や収益が予想を上回り、時間外取引で上昇している。

Horiko Capital Management LLC《FA》

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