イワキは21年11月期1Q大幅増益で2Q累計予想を上方修正、通期も上振れの可能性

2021年4月12日 09:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

(決算速報)  イワキ<8095>(東1)は4月9日の取引時間終了後に21年11月期第1四半期連結業績を発表した。M&A効果や需要回復などで大幅増益となり、第2四半期累計の利益予想を上方修正した。増益幅が拡大する見込みだ。通期も上振れの可能性が高いだろう。4月8日には岩城製薬とインタープロテインによるCOVID―19治療薬共同研究契約締結を発表している。収益拡大基調を期待したい。なお6月1日付で持株会社に移行して社名をアステナホールディングスに変更する。株価は反発して1月の高値に接近している。好業績を評価して上値を試す動きとなりそうだ。

■21年11月期1Q大幅増益、2Q累計利益予想を上方修正

 21年11月期第1四半期連結業績は売上高が前年同期比16.5%増の169億75百万円、営業利益が2.4倍の6億63百万円、経常利益が2.4倍の7億05百万円、四半期純利益が2.0倍の3億98百万円だった。

 ファインケミカル事業は38.6%増収だが4.1%減益だった。ジェネリック新規品の原薬採用やCDMO分野の寄与で大幅増収だが、OTC原薬の不振などで減益だった。医薬事業は54.5%増収で3.9倍増益だった。M&A効果も寄与して大幅伸長した。HBC・食品事業は4.1%減収で赤字拡大した。新型コロナウイルスの影響でインバウンド需要が減少した。化学品事業は4.6%増収で3.3倍増益だった。表面処理薬品の需要が回復基調となった。

 通期連結業績予想は据え置いて、売上高が20年11月期比11.7%増の730億円、営業利益が27.8%増の26億円、経常利益が37.2%増の27億円、親会社株主帰属当期純利益が0.8%増の20億円としている。配当予想は2円増配の18円(第2四半期末9円、期末9円)である。

 ただし第2四半期累計の利益予想を上方修正した。修正後の予想は売上高が前年同期比17.7%増の363億円、営業利益が62.8%増の14億30百万円、経常利益が66.3%増の14億90百万円、四半期純利益が55.3%増の9億20百万円とした。

 前期に実施したM&Aの効果、化学品事業における需要回復、さらに経費削減効果などで、従来予想に比べて増益幅が拡大する見込みだ。通期予想は据え置いたが、上振れの可能性が高いだろう。収益拡大基調を期待したい。

■株価は上値試す

 株価は反発して1月の高値に接近している。好業績を評価して上値を試す動きとなりそうだ。4月9日の終値は657円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS60円65銭で算出)は約11倍、時価総額は約232億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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