英ポンド週間見通し:もみ合いか、英中央銀行の金融政策は現状維持の公算

2021年3月13日 14:26

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記事提供元:フィスコ


*14:26JST 英ポンド週間見通し:もみ合いか、英中央銀行の金融政策は現状維持の公算
■堅調推移、世界経済の改善見通しなどが支援材料に

今週のポンド・円は堅調推移。米長期金利の上昇を嫌気したポンド売り・米ドル買いが観測されたが、米ドル・円相場は円安方向に振れたことや、世界経済の改善見通しなどを理由にリスク選好的なポンド買い・円売りが優勢となった。欧米諸国の株高持続への期待で週末前に152円台前半まで買われる場面があった。取引レンジ:149円64銭−152円24銭。

■もみ合いか、英中央銀行の金融政策は現状維持の公算

来週のポンド・円は、もみ合いか。1ポンド=152円近辺では利益確定を狙ったポンド売りが増える可能性がある。ただし、英中央銀行は17-18日開催の金融政策委員会(MPC)で緩和的な金融政策を維持するものの、マイナス金利導入への姿勢を弱めるとみられ、リスク回避的なポンド売り・円買いがただちに広がる可能性は低いとみられる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・18日:英中央銀行MPCが金融政策発表(政策金利などは現状維持の公算

予想レンジ:150円00銭−153円00銭《FA》

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