三菱商事ファッション、次世代型サステナブルD2Cプロジェクト「NAGIE(凪へ)」発表

2021年2月19日 18:19

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記事提供元:アパレルウェブ

 三菱商事グループのファブレス(自社工場を持たない)メーカー、三菱商事ファッション㈱は、「循環」をテーマにする次世代型サステナブルD2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)プロジェクト「NAGIE(凪へ)」を立ち上げる。3月3日より一般受注開始、それに伴い3月3から3月末まで東京・表参道でPOP UPストアを開設する。
 
 大量生産・大量廃棄を進めてきたアパレル産業に対するサステナブル・ニーズはもはや不可逆的なものであり、変革が必要な過渡期に立たされている。また、ダボス会議で知られる世界経済フォーラムによれば、2050年にはプラスチック生産量はさらに約4倍となり、「海洋プラスチックごみの量が海にいる魚を上回る」ことになると言われている。ファブレスメーカーとして事業を通じた課題解決の実践を目指すべく、NAGIEでは3つのPROMISE&GOALを掲げる。



RECYCLING SYSTEM:ポリエステル・リサイクル素材を中心に素材を選定。生地は勿論、ボタンなどの付属に至るまで独自開発・調達したリサイクル素材を活用し、事業パートナーであるBRING|日本環境設計(株)とのコラボレーションにより、その回収・循環活用を目指す。その一環として先ずはPOP UPストアにも衣料品(混率:ポリエステル50%以上)の回収BOXを設置。

 

MADE TO ORDER:「限定受注生産式」という新しいアパレル生産・販売・流通の在り方を模索し、そのプロセスにおける透明性、経済合理性の担保を目指す。加えて、商品一品一品にシリアルナンバーを施し、大量生産を行わないモノづくり、商品に対する私たちの姿勢を示す。

 

GOOD FOR MIND:長年のノウハウとグローバルなネットワークを生かして生地開発・商品開発を実施。また、デザインから独自開発した箱には石油系溶剤削減の為にベジタブルインクを使用。着心地・機能性・デザイン性とサステナビリティの真の両立を目指す。

 
 従来のOEM(相手先ブランドの生産)事業の精度をD2Cブランド向けに高める一環として、約1年半前からプロジェクトを進めた。今後はNAGIEの展開と共に、同時ローンチするサステナブル・イニシアティブ「earthtag」(NAGIEもこの活動の一環に位置付けられる)における、パートナーとのサステナブル・ブランド/商品の共同開発を目指す。
 
【NAGIE POP UPストア概要】
■開催日時
3月3日(水)~3月31日(水) 11時〜20時
■会場
G ビル神宮前 09 / 東京都渋谷区神宮前4-25-29
■公式Instagram
https://www.instagram.com/nagie.official/
 
 

※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。

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