FOMC結果発表など控え利益確定売りに伸び悩み/後場の投資戦略

2021年1月27日 12:10

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28596.06;+49.88TOPIX;1853.54;+5.54


[後場の投資戦略]

 一昨日25日の当欄で、東京オリンピック・パラリンピック(東京五輪)開催の可否や北京冬季オリンピック・パラリンピック(北京五輪)開催へ向けた動きは、日本の世論を動かすかもしれないと書いた。どのような世論が形成され、あるいはそれがどの程度大きな声となるかは分からないが、今年はその世論が政治に直に反映させる場が用意されている。秋までに必ず行われる衆議院議員総選挙だ。

 一昨日に書いたように、もし、東京五輪が中止ということになれば、「新型コロナウイルスに打ち勝った証しとしての五輪」は東京ではなく、北京が開催することになる。コロナ禍での閉塞感に加え、日本全体に挫折感や諦念といったネガティブな感情が広がる可能性もある。そうした中での総選挙。元気をなくした日本の国民に寄り添う政治家や政治集団が現れるかもしれない。あるいは、寄り添うだけではなく、負の感情を利用するのかもしれない。

 4年前の米大統領選で当初は「泡沫候補」の一人に過ぎなかったトランプ前米大統領。閉塞感に苛まれた白人労働者などに寄り添い、あるいはその感情をくみ取ることで支持を広げ、大統領となった。今年の日本で4年前の米国と似たようなことが起きないとも限らない。カギとなるのは東京五輪開催の可否かもしれない。「スポーツに政治を持ち込むのはよくない」。その通りだが、今年の東京五輪、来年の北京五輪は政治問題そのものになる可能性があることは認識しておく必要がありそうだ。株式市場にも無縁ではないはずだ。

 さて、後場の東京株式市場で日経平均はもみ合いとなりそうだ。20年4-12月期決算発表が本格化し、好業績期待から相場の先高観は強い一方、日経平均の25日移動平均線からの乖離率は3%前後で依然乖離がやや大きいとの指摘もあり、上値は重そうだ。また、日本時間明日未明にFOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見が予定されており、また、AT&T、ボーイング、アップル、フェイスブック、テスラなどが20年10-12月期決算を発表することから、これらを見極めたいとする向きも多く、次第に様子見ムードが広がる可能性もありそうだ。(小山 眞一)《AK》

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