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(決算速報) クリーク・アンド・リバー社<4763>(東1)は1月8日の取引時間終了後に21年2月期第3四半期累計連結業績を発表した。新型コロナウイルスによるマイナス影響を吸収して2桁増収増益だった。通期予想を小幅に下方修正したが増収増益を確保する見込みだ。なお自己株式取得(上限50万株・5億円)も発表した。株価は第2四半期累計決算発表時に通期下振れ懸念で急落したが、今回は下方修正が小幅にとどまったため安心感につながりそうだ。自己株式取得も評価して出直りを期待したい。
■21年2月期3Q累計2桁増収増益、通期小幅下方修正だが収益拡大基調
21年2月期第3四半期累計(3月~11月)の連結業績は、売上高が前年同期比12.3%増の275億57百万円、営業利益が15.3%増の19億09百万円、経常利益が16.7%増の19億38百万円、純利益が22.9%増の12億63百万円だった。
2桁増収増益で過去最高だった。既存事業が順調に伸長して、新型コロナウイルスによるマイナス影響(クリエイティブ分野および法曹・会計分野の新規成約・稼働遅れ、クリエイティブ分野のアウトソーシング案件受注減少、医療分野の「レジナビフェア」中止、その他分野のアパレル派遣減少、VR機材生産ラインストップによる注文キャンセルなど、全社ベースで売上高18億円、営業利益5.4億円のマイナス影響)を吸収した。
なお四半期別営業利益は、第1四半期が前年比33%増、第2四半期が15%減、第3四半期が16%増となった。新型コロナウイルスの影響は第2四半期に集中した形である。
通期の連結業績予想は小幅に下方修正して、売上高が20年2月期比11.3%増の367億円、営業利益が10.4%増の23億円、経常利益が9.3%増の23億円、純利益が3.0%増の14億円とした。
新型コロナウイルスによるマイナス影響を織り込んで小幅に下方修正(営業利益は新型コロナウイルスで7億円のマイナス要因だが、既存事業の伸長で4億円の上振れ要因があるため、差し引き3億円を下方修正)したが、前期比では増収増益を確保する見込みだ。収益拡大基調だろう。
■株価は下値切り上げ
株価は徐々に下値を切り上げている。第2四半期累計決算発表時に通期下振れ懸念で急落したが、今回は下方修正が小幅にとどまったため安心感につながりそうだ。自己株式取得も評価して出直りを期待したい。1月8日の終値は1125円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS63円08銭で算出)は約18倍、時価総額は約259億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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