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ヴィスコ・テクノロジーズは調整一巡、21年3月期営業減益予想だが上振れ余地
ヴィスコ・テクノロジーズ<6698>(東2)は画像検査処理装置のファブレスメーカーである。21年3月期は新型コロナウイルス影響や研究開発投資などを考慮して営業減益予想だが、5G関連需要などが牽引して上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。株価は上値を切り下げる展開が続いているが、調整一巡して出直りを期待したい。
■画像検査処理装置のファブレスメーカー
画像検査処理装置のファブレスメーカーである。コネクタ部品やMEMS(Micro Electro Mechanical System)など電子部品業界向けを主力として、自動車部品や半導体など新規分野の顧客開拓も推進している。
■21年3月期営業減益予想だが上振れ余地
21年3月期の連結業績予想は、売上高が20年3月期比0.3%増の34億80百万円、営業利益が5.1%減の4億40百万円、経常利益が1.0%増の4億30百万円、純利益が17.8%減の2億50百万円としている。
第2四半期累計は、売上高が前年同期比6.7%増の17億77百万円、営業利益が51.4%増の2億77百万円、経常利益が66.0%増の2億73百万円、純利益が43.9%増の1億73百万円だった。日本国内および中国で5G対応スマホ用部品向けが好調に推移して増収、営業関連費用減少効果などで開発投資を吸収して大幅増益だった。
第2四半期累計の進捗率は売上高が51.1%、営業利益が63.0%と高水準だった。通期は、売上面では新型コロナウイルスによる商談遅れなどを想定し、利益面ではソフトウェア開発および研究開発投資の増加で営業減益予想としている。ただし5G関連需要などが牽引して上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。
■株価は調整一巡
株価は上値を切り下げる展開が続いているが、調整一巡して出直りを期待したい。12月28日の終値は925円、時価総額は約59億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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