東京為替:ドル・円はしっかり、前日のドル売りを修正

2020年12月18日 17:00

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記事提供元:フィスコ


*17:00JST 東京為替:ドル・円はしっかり、前日のドル売りを修正

18日の東京市場でドル・円はしっかり。前日のドル売りが修正されるなか、仲値にかけて103円10銭から上昇基調に持ち直した。また、日銀が金融政策決定会合で緩和的な金融政策を維持する方針を示し、午後は円売りに振れドルは103円49銭まで値を上げた。

・ユーロ・円は126円43銭から126円71銭まで上昇した。
・ユーロ・ドルは1.2272ドルから1.2239ドルまで値を下げた。

・17時時点:ドル・円103円30-40銭、ユーロ・円126円60-70銭
・日経平均株価:始値26,775.53円、高値26,824.29円、安値26,707.30円、終値26,763.39円(前日比43.28円安)

【金融政策】
・日銀:金融政策の現状維持を決定(マイナス金利を—0.1%に据え置き)

短期金利は、引き続き日銀当座預金のうち政策金利残高に—0.1%の金利を適用。

長期金利は10年物国債金利がゼロ%程度で推移するよう上限を設けず、必要な金額の長期国債買入を行う。
・ETFは年間約12兆円、J-REITは約1800億円に相当する残高増加ペースを上限に買入れ
・新型コロナウイルス対応金融支援特別オペの期限を来年9月まで延長

【要人発言】
・黒田日銀総裁
「為替は現時点で強い懸念や景気への影響を考える必要はないが、引き続き注視」
「2%の物価目標達成を目指して緩和を継続。新たな政策は点検の結果次第」
「YCCや資産買入れなどの政策を点検」
「新型コロナ特別プログラムは必要なら更なる延長を検討」
「日本の株価はバブルの状況にない。ETF買入れが直ちに持続不能になることはない」

【経済指標】
・日・11月全国消費者物価指数(生鮮品除く):前年比-0.9%(予想:-0.9%、10月:-0.7%)
・英・11月小売売上高(自動車燃料含む):前月比-3.8%(予想:-4.2%、10月:+1.3%←+1.2%)《TY》

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