新興市場銘柄ダイジェスト:ビジョナリーホールデは大幅に続伸、Pアンチエイジがストップ高

2020年12月15日 16:07

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記事提供元:フィスコ


*16:07JST 新興市場銘柄ダイジェスト:ビジョナリーホールデは大幅に続伸、Pアンチエイジがストップ高
<7095> MacbeeP 3955 +375
大幅に3日続伸。21年4月期第2四半期累計(20年5-10月)の営業利益を前年同期比2.9%増の3.35億円と発表している。マーケティングテクノロジー事業でWeb接客ツール「Robee」の新規導入が堅調に推移し、増益を確保した。通期予想は前期比6.9%増の4.00億円で据え置いた。進捗率は83.8%に達しており、近く上方修正される可能性があるとの思惑から買いが広がっている。

<3680> ホットリンク 746 +57
年初来高値。20年12月期の営業損益を従来予想の1.44億円の赤字から0.69億円の赤字(前期実績16.99億円の赤字)に上方修正している。SNSマーケティング支援事業のSNS広告・SNS運用コンサルティングサービスが好調なことに加え、DaaS事業で新たに取得したデータアクセス権の売上が伸びたことも赤字縮小に寄与する見込み。21年12月期の黒字転換が視野に入ってきたとの期待も買いにつながっているようだ。

<4934> Pアンチエイジ 7030 +1000
ストップ高。21年7月期第2四半期累計(20年8月-21年1月)の営業利益を従来予想の12.85億円から17.00億円(前年同期実績は非開示)に上方修正している。TVCMが認知度・知名度の向上に寄与し、通信販売や卸売販売が好調に推移しているため。通期予想は前期比57.3%増の26.01億円で据え置いたが、開示すべき内容が判明次第、速やかに開示するとしている。第1四半期は8.88億円で着地した。

<4880> セルソース 11050 +960
急騰。21年10月期の営業利益予想を前期比37.9%増の5.73億円と発表している。再生医療に対する社会的認知度の高まりを背景に加工受託サービスやコンサルティングサービス、医療機器販売などで堅調な成長が継続すると見込む。同時に発表した20年10月期の営業利益は27.1%増の4.15億円で着地した。再生医療関連事業が伸長し、利益拡大に貢献した。

<9263> ビジョナリーホールデ 419 +45
大幅に続伸。21年4月期第2四半期累計(20年5-10月)の営業損益を従来予想の3.14億円の赤字から4.71億円の黒字(前年同期実績1.21億円の黒字)に上方修正している。リモート環境の整備による経費抑制や残業代削減などが寄与したほか、雇用調整助成金の受給も利益を押し上げ、一転して黒字予想となった。通期予想(0.20億円の黒字)は据え置いたが、見直す必要が生じた場合は速やかに公表するとしている。

<2980> SREHD 3550 +185
大幅に3日続伸。東証の承認を受け、23日から第1部に市場変更すると発表している。形式要件の充足とともに株式の分布状況改善や流動性向上を図るため、22日に3万株の立会外分売を実施する。1部上場により同社株は21年1月末からTOPIX(東証株価指数)の構成銘柄に組み入れられるため、パッシブファンドなどの需要を期待して買われているようだ。《ST》

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