日経VI:小幅に上昇、株価底堅く市場心理悪化は限定的

2020年12月10日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:小幅に上昇、株価底堅く市場心理悪化は限定的
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は10日、前日比+0.26pt(上昇率1.33%)の19.74ptと上昇した。なお、高値は19.98pt、安値は19.59pt。

昨日の米国株安を受け、今日の東京株式市場は売りが先行。日経225先物は下落し、日経VIは上昇して始まった。しかしその後、株価は底堅い動きとなり、午後は外為市場で1ドル=104円40銭台と朝方に比べ10-20銭ほど円安・ドル高方向に振れたことも安心感となり、日経225先物は下げ渋った。こうした動きを受け市場心理は大きく悪化することなく、今日の日経VIは概ね小幅に上昇した水準で推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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