新興市場銘柄ダイジェスト:AIinsideは大幅に続伸、ADWAYSがストップ高で年初来高値更新

2020年12月1日 16:25

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記事提供元:フィスコ


*16:25JST 新興市場銘柄ダイジェスト:AIinsideは大幅に続伸、ADWAYSがストップ高で年初来高値更新
<3131> シンデンハイテ 1680 +300
ストップ高。21年3月期の営業利益を従来予想の7.30億円から7.50億円(前期実績4.96億円)に上方修正している。比較的高利益の案件が遅延状況にあるものの、新規有機ELビジネスの量産化や医療用機器向け・スマートフォン周辺機器向けの需要増加などボリュームビジネスでリカバリーできる見通し。また、為替差益が0.98億円発生したため、純利益予想を3.10億円から4.60億円(同1.85億円)に引き上げた。

<6563> みらいワークス 4970 +700
ストップ高。17日を基準日に1株につき4株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、投資家層の拡大と市場流動性の向上を図る。定款を一部変更し、発行可能株式総数を400万株から1600万株に増やす。同社株は11月24日に直近安値(4060円)を付けてから底堅く推移しており、買い安心感も手伝って投資資金が流入しているようだ。

<6696> ピースリー 1465 +252
一時ストップ高。長野トヨタ自動車(長野市)と事業の拡大及び拡充を目的とした業務提携契約を締結したと発表している。ピースリーが開発した大画面デジタルサイネージを活用した次世代型ショールームサービスを共同で企画・開発する。21年1月期第3四半期累計(20年2-10月)の営業損益は新規開発投資などの影響で販管費が増加し、1.90億円の赤字(前年同期実績1.42億円の赤字)で着地している。通期予想は0.81億円の黒字を維持した。

<2489> ADWAYS 631 +100
ストップ高で年初来高値更新。東証の承認を受け、7日から第1部に市場変更すると発表している。アドウェイズは「事業の拡大と企業価値向上に努める」とコメントしている。1部上場で同社株は来年1月末からTOPIX(東証株価指数)の構成銘柄となるため、指数に連動した運用を目指すパッシブファンドなどの需要を期待した先回り買いが入っている。株価が心理的な節目である600円を突破したことで更なる先高観にもつながっているようだ。

<2150> ケアネット 6060 +680
年初来高値。東京海上ホールディングス<8766>と資本業務提携すると発表している。両社で協力してデータとテクノロジーを駆使した新たなヘルスケアサービスや保険商品の開発などを行うことが目的。主要株主のサンバイオ<4592>が東京海上HD子会社の東京海上日動火災保険に保有するケアネット株の一部を総額20億円程度で売却する。売却株数は未定だが、議決権ベースで5.45%程度を想定している。

<4488> AIinside 74500 +6300
大幅に続伸。ショーケース<3909>と資本業務提携契約を締結すると発表している。同社が実施する第三者割当増資で新株177万1100株(保有割合20.71%)を引き受け、持分法適用関連会社とする。取得価額は約12.3億円。AIプラットフォーム構想の実現に向けて長期的なパートナーシップを構築することが目的で、両社の技術やノウハウ、製品の相互利用・販売に加え、製品やサービスの共同開発などを検討していく。《ST》

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