マザーズ先物見通し:反落、金融行政のデジタル化が下支え

2020年10月15日 08:15

印刷

記事提供元:フィスコ


*08:15JST マザーズ先物見通し:反落、金融行政のデジタル化が下支え
本日のマザーズ先物は反落が予想される。14日の米国市場は投資銀行のゴールドマンサックスが第3四半期決算で債券トレーディングが好調でアナリスト予想を上回る好決算を発表したことが好感され寄り付きから上昇した。しかし、民主党のペロシ下院議長と協議を継続しているムニューシン財務長官が追加経済対策の選挙前の合意成立は困難との見方を示すと、失望感から下落に転じた。ハイテク通信株の比率が高いナスダックは続落。本日のマザーズ先物は、米国市場が軟調な推移となったことや、ナイトセッションが小安く取引を終えた流れを引き継ぎ反落でのスタートが予想される。国内では金融庁が金融機関の行政手続きを21年度にも完全に電子化すると日本経済新聞が報じている。このことから、本日も時価総額上位のAIinside<4488>など電子化関連銘柄が強含みし先物を押し上げることが期待される。また、GMOインターネットが行政デジタル化支援の専門部署を立ち上げたと日本経済新聞が報じており、GMOフィナンシャルゲート<4051>などGMO系の銘柄が相場を下支えすることが予想される。本日は、これらの材料と高値警戒感の綱引きの相場がつづくことになりそうだ。上値のメドは1360.0pt、下値のメドは1300.0ptとする。《FA》

関連記事