ティムコは20年11月期3Q累計赤字だが回復基調

2020年10月14日 08:41

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

(決算速報)  ティムコ<7501>(JQ)は10月13日の取引時間終了後に20年11月期第3四半期累計の連結業績を発表した。新型コロナウイルスの影響で大幅減収・赤字となり、通期も大幅減収・赤字予想としている。ただし影響を大きく受けた第2四半期をボトムとして回復基調である。株価は年初来高値圏だ。月足チャートで見ると底放れの動きを強めている。20年11月期の収益悪化は織り込み済みだろう。水準切り上げを期待したい。

■20年11月期3Q累計大幅減収・赤字だが、2Qをボトムに売上回復基調

 20年11月期第3四半期累計業績(非連結)は、売上高が前年同期比15.2%減の18億34百万円、営業利益が1億28百万円の赤字(前年同期は4百万円の赤字)、経常利益が1億23百万円の赤字(同0百万円の赤字)、純利益が1億64百万円の赤字(同16百万円の赤字)だった。

 新型コロナウイルスによる店舗臨時休業・営業時間短縮の影響で大幅減収となり、各利益は赤字だった。ただし四半期別売上高を見ると第1四半期が6億22百万円、第2四半期が4億52百万円、第3四半期が7億60百万円となり、緊急事態宣言で大きな影響を受けた第2四半期をボトムとして売上回復基調である。

 通期連結業績予想(9月30日公表)は、売上高が19年11月期比14.0%減の25億14百万円、営業利益が1億62百万円の赤字(19年11月期は4百万円の赤字)、経常利益が1億57百万円の赤字(同1百万円の黒字)、純利益が1億98百万円の赤字(同13百万円の赤字)としている。

 第2四半期に大きな影響を受けたため通期ベースでも減収は避けられないが、3密を避けるために家族でアウトドアを楽しむ動きが広がっており、21年11月期の収益回復を期待したい。

■株価は底放れの動き

 株価は年初来高値圏だ。月足チャートで見ると底放れの動きを強めている。20年11月期の収益悪化は織り込み済みだろう。水準切り上げを期待したい。10月13日の終値は730円、時価総額は約24億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【特集】第2、第3のテレワーク関連株に注目、仮想デスクトップ・テレビ会議関連など(2020/02/03)
【株式評論家の視点】昭栄薬品はオレオケミカルの専門商社、自社株買い実施に光通信が保有(2020/01/09)
【株式評論家の視点】北の達人コーポは「刺す化粧品-ディープパッチシリーズ」が大ヒット、700円割れが下値として意識(2020/01/16)
【ブロックチェーン・STO関連銘柄特集】新たな金融サービスの広がりに期待(2019/12/11)
【株式評論家の視点】プレナスは通期業績予想を据え置き、配当利回り3%(2020/01/18)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事