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「mobilico(モビリコ)」(画像: 横浜トヨペットの発表資料より)[写真拡大]
横浜トヨペットは17日、中古車の売り手と買い手を直接つなげる個人売買サービス「mobilico(モビリコ)」のトライアルを開始した。トヨタ系ディーラーでは初となる試みで、2021年初旬に本格ローンチを検討している。
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■サービス概要
通常、中古車売買は中古車販売店やオークションなどを通して行われるが、店舗や企業が絡むことで、中間コストであるマージンが発生する。その結果、車両の価格は上昇し、消費税も課税される。対して「mobilico」は、売り手と買い手が直接つながることで中間コストが大幅に削減され、消費税も課税されずに取引が可能となる。取引は匿名ででき、基本的な手続きはすべて横浜トヨペットが行うため、安心して利用可能とする。
■出品について
「mobilico」に中古車を出品するには、12カ月点検やプロケア10といった点検を含むメンテナンスパックに加入していることが必要だ。横浜トヨペットで加入していることが条件となるため、他社のメンテナンスパックでは出品できない。
出品には、会員登録をして車の登録をしなければならないが、車検証に印刷されているQRコードを使うことで、手続きも簡便化できる。出品時には車両を手放す必要はなく、成約、名義変更書類の提出が終わってから車両搬入となる。気になる人は、AIによる車両価格の簡単査定も行っているので参考にするといいだろう。
■購入について
購入の流れは、会員登録、車両検索、購入申請、代金振り込み、名義変更書類送付、納車となる。目当ての車両があった場合、会員登録した後は出品者へのコメントで質問も可能だ。板金や、点検の状態など整備履歴の確認を行いながら検索できるのも大きなメリットだろう。
購入後の納車店舗は、指定された横浜トヨペット店舗となる。また、購入後には有料オプションとしてモビリコ修理保証に加入できる(条件あり)。期間は1年のみで保証限度額は1回につき、車両価格まで。エアコンやシートベルトなどは対象となるが、消耗部品や飛び石、自然災害などは保証対象外だ。
「mobilico」の利用料については、会員登録や車両登録は無料だが、成約時には販売成約手数料が必要だ。車両価格が100万円未満の場合は5万円(価格はいずれも税込)、100万円以上の場合は車両価格の5%となり、購入者と販売者の双方が支払う。
特別なマージン不要で、車両もきちんと整備がされているもののみとなり、アフターサービス付である点などを考えると、中古車市場に風穴を開けるサービスとなる可能性もあるだろう。(記事:キーパー・記事一覧を見る)
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