メルセデスベンツ Eクラスが大幅改良、AR(拡張現実)ナビゲーション搭載

2020年9月16日 07:35

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ARナビゲーション(欧州仕様)(画像: メルセデス・ベンツ日本の発表資料より)

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 「ハイ、メルセデス」で呼び出すことが出来る音声認識AIは、「舌が回らず」何とも言いにくいと感じて懸念したが、音声認識の精度も向上して実用になっている。今回の、メルセデスベンツ Eクラスのマイナーチェンジでは、AIとのインターフェースが多数改良されているようだ。その目玉が、「AR(拡張現実)ナビゲーション」と考えてよいのだろう。操作は手元の新型ハンドルにボタンを集中させ、使いやすさが向上している。

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 ベンツEクラスは半世紀の歴史があるのだが、すっかりボディは大型化して昔のSクラスを凌ぐサイズになってしまった。日本国内では、個人使用のクルマとしては使いにくい大きさとなっている。実は、BMWは小型車しか造らず、ベンツは大型車専門であった時代がある。ベンツはSクラスとEクラスのみで、BMWは2002tiiの時代では3.0CSiまでの大きさであった。

 BMWは現代では「シルキー6」で有名のようだが、始まりは「シルキー4」で名を馳せたのだ。その証拠に、BMW本社ビルは4本の丸棒が重なったデザインである。「6気筒のように滑らかな4気筒」と言わしめたのは、ベンツへの対抗心だった。それは小さな車で大きなベンツに対抗する姿あった。

 その後、ベンツはCクラスやAクラス、BMWは7シリーズや8シリーズを加えて、現在では両社は四つに組んでいる。その中で、今回Eクラスがマイナーチェンジをして、現代らしく運転支援装置やCASEなどのソフト面での機能を充実させてきたのだ。このソフトの更新もネットを通じて行えるのであろうか?テスラに対抗するには、ファイアウォールの問題があるが踏み込まねばならない領域だ。

 新型メルセデスベンツ Eクラスはパワーユニットが多彩で、ガソリンエンジン、ガソリンエンジン+マイルドハイブリッド、クリーンディーゼルエンジン、ディーゼルエンジン+マイルドハイブリッドなどが用意されている。もちろんAMG仕様もあり、かなりワイドな性能領域となっている。一時は開発が停止されていたディーゼルだが、息を吹き返しつつある。

 マイルドハイブリッドはおそらく48V電源であろう。1.5リットル直列4気筒ターボエンジンンから、4.0リットルV8直噴ツインターボエンジン、ディーゼルにハイブリッドと用意されており、顧客のニーズが広がってしまった現状では致し方がない状況だが、これほど広げるのはメーカーとしては大変であろう。ベンツはプレミアムカーの地位を市場で確立しており、値引きの必要がないとはいえ、プラットフォームやパワーユニトの統合を図らなくても良いのであろうか?

 新型メルセデスベンツ Eクラスの「ARナビゲーション」は、ナビ画面に車両前方の現在の状況を映し出し、同時に道案内の矢印などを表示するようだ。これがARと言うわけだが、どうせならナビの矢印など案内表示をフロントガラスに直接映し出したほうが良いのではなかろうか?

 価格は769万円からとなっている。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

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