セグエグループは17年高値目指す、20年12月期増収増益予想で上振れ余地

2020年9月10日 08:22

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 セグエグループ<3968>(東1)はITソリューション事業を展開している。20年12月期増収増益予想である。第2四半期累計の進捗率が順調であり、テレワーク関連が牽引して通期上振れ余地がありそうだ。株価は急伸して年初来高値を更新した。自律調整を交えながら17年の上場来高値を目指す展開を期待したい。

■ITソリューション事業を展開

 ITソリューション事業(ソリューションプロダクト事業、ソリューションサービス事業)として、ITインフラおよびネットワークセキュリティ製品の設計・販売・構築・運用・保守サービスを展開している。海外メーカーのセキュリティ製品の取り扱いを主力として、自社開発品も強化している。

 なお20年8月には自社開発製品「SCVX」を、ローカル仮想デスクトップ「RevoWorks」ブランドに統合した。情報漏洩対策・働き方改革を実現するテレワークソリューションとして開発・販売を強化する。

■20年12月期増収増益予想で上振れ余地

 20年12月期連結業績予想は、売上高が19年12月期比14.2%増の110億12百万円、営業利益が6.0%増の5億81百万円、経常利益が7.2%増の5億94百万円、純利益が6.1%増の4億36百万円としている。

 第2四半期累計は前年同期比0.8%減収、2.8%営業増益、9.6%経常増益だった。営業利益、経常利益は第2四半期累計として過去最高だった。テレワーク関連セキュリティプロダクトが好調に推移し、売上総利益率が過去最高となった。

 第2四半期累計の進捗率は売上高が45.6%、営業利益が54.7%、経常利益が56.3%と順調だった。テレワーク関連セキュリティプロダクトが牽引して通期上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。

■株価は17年高値目指す

 株価(19年12月1日付で株式2分割)は急伸して年初来高値を更新した。自律調整を交えながら17年の上場来高値を目指す展開を期待したい。9月9日の終値は1203円、時価総額は約138億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【編集長の視点】クレスコは昨年来高値を更新、株式分割の権利取りを連続過去最高業績がサポート(2020/01/17)
ケイアイスター不動産は売られ過ぎ感、20年3月期増収増益予想で3Q累計順調(2020/02/17)
システムサポートは上値試す、20年6月期2Q累計大幅増益で期末配当予想を増額修正(2020/02/17)
ジェイエスエスは調整一巡、20年3月期増収増益予想で3Q累計順調(2020/02/17)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事