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今日の為替市場ポイント:米金利先高観後退もリスク回避のドル売り拡大の可能性低い
記事提供元:フィスコ
*08:08JST 今日の為替市場ポイント:米金利先高観後退もリスク回避のドル売り拡大の可能性低い
7日のドル・円は、東京市場では106円39銭から106円15銭まで下落。欧米市場でドルは106円13銭から106円33銭まで反発し、106円29銭で取引終了。本日8日のドル・円は、主に106円台で推移か。米国金利の先高観は後退しているが、新たなドル売り材料が提供されない場合、リスク回避的なドル売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。
本日8日に発表される日本の2020年4−6月期国内総生産(GDP)改定値(二次速報値)は、速報値からやや下方修正される見込み。4-6月期の法人企業統計における設備投資の大幅な減少が改定値に反映されるようだ。速報値では個人消費と輸出が大幅な落ち込みとなったが、改定値で上方修正される可能性は低いとみられている。
今年後半の日本経済については、個人消費と輸出の動向が重要となりそうだが、個人消費については、消費税率引き上げの影響もあるため、急速な回復は期待できそうもない。輸出については、ある程度の持ち直しが期待されているものの、自動車販売の先行きは不透明であり、ウイルスの感染流行が終息に向かったとしても、輸出額の大幅な伸びは期待できないとの声が聞かれている。《CS》
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