3日の米国市場ダイジェスト:NYダウ807ドル安、 相場過熱感からハイテクに幅広く売り広がる

2020年9月4日 08:04

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記事提供元:フィスコ


*08:04JST 3日の米国市場ダイジェスト:NYダウ807ドル安、 相場過熱感からハイテクに幅広く売り広がる
■NY株式:NYダウ807ドル安、 相場過熱感からハイテクに幅広く売り広がる

米国株式相場は大幅下落。ダウ平均は807.77ドル安の28292.73ドル、ナスダックは598.34ポイント安の11458.10ポイントで取引を終了した。米国政府が新型コロナウイルスのワクチン投与にあたり各州・地域の政府に対して11月1日までに準備するよう通達したことが好感され、小動きで寄り付いた。しかし、8月ISM非製造業景況指数が予想を下回ったことが嫌気されたほか、これまで相場の牽引役であったハイテク株に幅広く売りが広がり、引けにかけては下げ幅を拡大した。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器が大きく下落した。

クルーズ船運営のカーニバル(CCL)は今週末イタリアで営業を再開すると発表したほか、ワクチン実用化期待に上昇。同業のノルウェジアン(NCLH)、ロイヤルカリビアン(RCL)も連れ高となった。また、アパレル小売りのPVH(PVH)はオンラインの売り上げ急増が奏功し第2四半期決算で予想外の利益を計上したことが好感され上昇。一方で、今まで、自粛規制の恩恵を受けてきたビデオ会議サービスのズームビデオ(ZM)、携帯端末のアップル(AAPL)、オンライン小売りのアマゾン(AMZN)などは相場の過熱感や急速な上昇ペースへの警戒感から、軒並み大幅下落となった。

ペロシ民主党下院議長とムニューシン米財務長官は政府機関の閉鎖を回避することでは合意したと報じられた。

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■NY為替:8月ISM非製造業景況指数悪化でドル買い一服

3日のニューヨーク外為市場でドル・円は106円55銭まで上昇後、106円00銭まで下落して106円17銭で引けた。米先週分新規失業保険申請件数が予想以上に減少したことから、一時ドル買いが強まったが、8月ISM非製造業景況指数が予想を下回ったほか7月貿易赤字が予想以上に拡大し7−9月期の成長を抑制するとの懸念や、エバンス・シカゴ連銀総裁が9月FOMCでの追加緩和を示唆したため、ドル売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは、1.1807ドルから1.1865ドルまで上昇して1.1855ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のメンバーが追加緩和の必要性を示唆したことがユーロ売り材料となった。ユーロ・円は、126円02銭まで上昇後、125円31銭まで下落。ポンド・ドルは、1.3297ドルまで上昇後、1.3243ドルまで下落。英中銀のラムスデン副総裁がパンデミックによる英国経済への影響が予想以上に深刻との見通しを示したため、ポンドは伸び悩んだ。ドル・スイスは、0.9128フランから0.9083フランまで下落した。


■NY原油:小幅続落で41.37ドル、需要鈍化予測や株安が嫌気される

NY原油先物10月限は小幅続落(NYMEX原油10月限終値:41.37 ↓0.14)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比-0.14ドルの1バレル=41.37ドルで取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは40.22ドル−41.79ドル。3日のアジア市場で41.79ドルまで買われたが、ニューヨーク市場の序盤にかけて40.22ドルまで反落した。石油精製業者によるメンテナンスが計画されていることや、米国株式の大幅下落を受けて原油先物の上値は重くなった。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 25.66ドル -0.18ドル(-0.70%)
モルガン・スタンレー(MS) 52.75ドル -0.50ドル(-0.94%)
ゴールドマン・サックス(GS)207.56ドル -2.48ドル(-1.18%)
インテル(INTC) 50.39ドル -1.86ドル(-3.56%)
アップル(AAPL) 120.88ドル -10.52ドル(-8.01%)
アルファベット(GOOG) 1641.84ドル -86.44ドル(-5.00%)
フェイスブック(FB) 291.12ドル -11.38ドル(-3.76%)
キャタピラー(CAT) 146.76ドル -2.51ドル(-1.68%)
アルコア(AA) 14.23ドル -0.44ドル(-3.00%)
ウォルマート(WMT) 144.54ドル -3.14ドル(-2.13%)《ST》

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