26日の中国本土市場概況:上海総合1.3%安で続落、ITハイテク関連に売り

2020年8月26日 16:59

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記事提供元:フィスコ


*16:59JST 26日の中国本土市場概況:上海総合1.3%安で続落、ITハイテク関連に売り
26日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比43.84ポイント(1.30%)安の3329.74ポイントと続落した(上海A株指数は1.30%安の3489.88ポイント)。

手がかり材料難で売られる流れ。中国では月次統計の発表が終わり、目新しい政策の発表もないなかで、投資家の買い意欲が低下している。主要企業の決算発表がこれから本格化するだけに、内容を見極めたいとするスタンスも強まった。また、足元で活況だった深セン「創業板」が2.1%安と急反落したことも重しとなっている。(亜州リサーチ編集部)


業種別では、ITハイテク関連の下げが目立つ。パワーエレクトロニクス用半導体モジュール生産の嘉興斯達半導体(StarPower Semiconductor:603290/SH)が8.7%安、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が7.9%安、IC設計の上海韋爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)が5.9%安、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が3.6%安で引けた。

金融株もさえない。生保大手の新華人寿保険(601336/SH)が5.6%下落した。中間決算の22%減益が嫌気されている。このほか消費関連株、自動車株、素材株、防衛関連株、インフラ関連株、不動産株、運輸株、医薬品株など幅広く売られた。

外貨建てB株相場も値下がり。上海B株指数が7.31ポイント(2.86%)安の248.03ポイント、深センB株指数が5.56ポイント(0.59%)安の944.84ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)《FA》

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