【株式市場】旧・東芝メモリの上場観測を受け指数ベースの需給が意識され日経平均は軟調

2020年8月26日 12:13

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万3257円17銭(39円60銭安)、TOPIXは1619.54ポイント(5.69ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で4億2367万株

 8月26日(水)前場の東京株式市場は、旧・東芝メモリHDのキオクシアホールディングス(キオクシアHD)の10月上場観測が伝えられ、時価総額が3兆円に乗りIPO史上2位の巨大上場とされたため、株価指数ベースでは需給のゆるみを心配する様子があった。株式を4割保有とされた東芝<6502>(東2)は高いが、日経平均は39円安で始まり、直後の52円03銭高(2万3348円80銭)を除くと軟調なまま推移し、前引けも小安かった。一方、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均はしっかり。

 サイバーコム<3852>(東2)が簡単テレワーククラウドVPNサービス『楽々セキュアコネクト』好調とされて害に四半期の2ケタ増益が再評価され大きく出直り、日本システム技術<4323>(東1)は未定だった通期業績予想の発表が好感されて急伸。グローバルダイニング<7625>(東2)は政府の「GoToイート」キャンペーンが材料視されて活況高、飲食業界向け求人のクックビズ<6558>(東マ)はストップ高。朝日ラバー<5162>(JQS)は下期以降の業績回復観測や細胞培養・医療用超薄膜シリコンシートなどが注目されストップ高。

 東証1部の出来高概算は少な目で4億2367万株、売買代金は8349億円。1部上場2172銘柄のうち、値上がり銘柄数は649銘柄、値下がり銘柄数は1385銘柄。

 また、東証33業種別指数は7業種が値上がりし、その他製品、鉱業、情報/通信、海運、倉庫/運輸、水産/農林、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【編集長の視点】タカラレーベンは反落も3Q好決算を手掛かりにバリュー株買いの再燃が有望(2020/01/31)
【株式評論家の視点】リックソフトは今2月期第3四半期業績は順調、日柄調整が進むか注目(2020/01/23)
【編集長の視点】CRGHDは2期ぶり最高業績を1Q決算で確認期待を高め3連騰(2020/02/05)
マクアケは20年9月期大幅増収増益予想で1Q順調(2020/02/18)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事