日経VI:上昇、決算不振銘柄が売られ市場心理悪化

2020年7月29日 16:25

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記事提供元:フィスコ


*16:25JST 日経VI:上昇、決算不振銘柄が売られ市場心理悪化
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は29日、前日比+1.97pt(上昇率+9.07%)の23.70ptと上昇した。なお、高値は23.74pt、安値は22.04pt。昨日の米国株安に加え、引き続き新型コロナウイルス感染拡大や、西側諸国と中国との関係悪化などに対する警戒感が強く、今日の東京株式市場では売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。その後、現物市場で予想を下回る決算を発表した銘柄が大きく売られ、日経225先物は下げ幅を拡大。市場心理がさらに悪化し、日経VIはほぼ終日上昇幅を拡大した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《YN》

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