エル・ティー・エスは上値試す、20年12月期大幅増益予想

2020年7月17日 08:44

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 エル・ティー・エス<6560>(東1)はビジネスプロセスマネジメントを通じて、顧客企業のビジネスを変革・成長させるサービスを展開している。20年7月8日付で東証マザーズから東証1部に市場変更した。20年12月期は大幅増収増益予想である。新型コロナウイルスの影響は限定的だろう。収益拡大を期待したい。株価は急伸して上場来高値を更新した。その後一旦反落したが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■ビジネス変革・成長サービス

 ビジネスプロセスマネジメントを通じて、顧客企業のビジネスを変革・成長させるサービスを展開している。事業区分はプロフェッショナルサービス事業、プラットフォーム事業としている。

■20年12月期大幅増収増益予想

 20年12月期連結業績予想は、売上高が19年12月期比31.9%増の50億円、営業利益が30.0%増の4億円、経常利益が17.4%増の3億50百万円、純利益が19.0%増の2億40百万円としている。大幅増収増益予想である。両事業とも大幅伸長し、増収効果で人件費や外注費の増加を吸収する。

 第1四半期は、売上高が前年同期比59.6%増の13億73百万円、営業利益が38.2%増の1億60百万円と大幅増収増益だった。プロフェッショナルサービス事業が60.1%増収、プラットフォーム事業が46.4%増収と伸長した。そして通期予想に対する進捗率は売上高27.5%、営業利益40.0%と順調だった。新型コロナウイルスの影響は限定的だろう。収益拡大を期待したい。

■株価は上値試す

 株価(20年7月8日付で東証マザーズから東証1部に市場変更)は急伸して上場来高値を更新した。その後一旦反落したが切り返しの動きを強めている。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。7月16日の終値は2958円、時価総額は約123億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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