米政府、オンライン授業のみの留学生にはビザを発給しないと発表

2020年7月8日 20:55

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 新型コロナの影響で、当面の授業はオンラインのみという学校も出ているが、米移民税関捜査局 (ICE) は6日、今秋以降オンライン授業のみを受講する留学生には、学生ビザを発給せず入国も認めない、と発表した(CNN朝日新聞AFPBB News)。

影響を受けるのは学業目的のF-1ビザと職業訓練のためのM-1ビザ。2019年度では40万人が発行されており、日本人も1万5千人が含まれる。既に入国済みの学生についても、学校が全てオンライン授業に移行した場合は、転校するか帰国する必要があり、従わない場合は強制送還もありえるとしている。

米大学では、秋からの新学期に向け、既にハーバード大学やプリンストン大学が通学できる人数を制限するための施策を打ち出していた。オンラインでは留学の意味がないというのは分かるが、学生側も好きでオンラインにしているわけではないので、これは可哀想ではなかろうか。

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