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D-MAX ダブルキャブ(画像:いすゞの発表資料より)[写真拡大]
東南アジアを中心に販売されるISUZU D-MAXは、2019年に8年ぶりとなるフルモデルチェンジが行われ、タイから販売が開始されている。高い耐久性に加え、ピックアップトラックとは思えない豪華装備と先進機能を持ち、あらゆる生活スタイルに応えている。
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日本でいすゞが乗用車販売から撤退したのは2002年のことだったが、海外ではその後もいすゞが製造販売している乗用車がある。その中でも主力車種となっているのがD-MAXだ。
新型D-MAXは、5人乗りで後部には荷台があるピックアップトラックとなり、フレームは初代から受け継がれているラダーフレームとなっている。新型ではいすゞのダイナミックプラットフォームと呼ばれる、ボディとエンジン、そしてサスペンションの構造の働きを統合する新しいフレームを採用した。エンジンはフロントミッドシップで最適な重量配分とし、フレームは先代より23%もねじり剛性をアップしているのが特徴だ。
このD-MAXが優れているのはフレームだけでなく、室内の快適性への気配りが高級車顔負けであることだ。最新の9インチモニターやインフォテイメントシステムに加え、エアコンは助手席と運転席で独立して操作ができるオートエアコンを装備。また、内装ではシートとドアトリムには合成皮革が使用されているほか、ピアノブラックの内装パネルを使用して上質さを出している。
運転姿勢に大きく影響するハンドルの位置は、チルド&テレスコピックが採用されている。このテレスコピックは、ハンドルが前後に調整できるが、一般にはコストがかるため採用されるのは高級車がほとんどである。
当然、走りも本格的なオフロード走行ができる仕様で、最大800mmの水深を走行することが可能だ。4WDに至っては、100km/h以下であれば手元のスイッチで2WDと4WDを瞬時に切り替えができ、加えて脱出困難な場所では左右のタイヤに駆動を確実に伝達できるデフロックが備わる。
エンジンは、最高出力190PS/3600rpm、最大トルク450Nm/1600rpm~2600rpmで、僅か1000rpmで300Nmを発揮する低速トルクの太いエンジンが特徴だ。
安全装備にも抜かりがなく、Wエアバッグ、サイドエアバッグ、そしてカーテンエアバッグの6つのエアバッグが標準装備となる。セーフティシステムには、ABS、EBD(電子制御ブレーキシステム)、ブレーキオーバーライドシステム、電子安定性制御、牽引制御、坂道下降・上昇制御、死角監視システム、後部横断交通警報などが装備され、ピックアップトラックとは思えない充実ぶりだ。
ISUZU D-MAXはこれまでMAZDAにOEM供給していたが、今回のニューモデルはマツダとのコラボで生まれ、いままでのネガティブな部分を払拭し、他のピックアップトラックと対抗できるクルマに仕上がった。
すでに、オーストラリアで7月に、そしてイギリスでも9月にはデリバリーされるとアナウンスが入ってきているが、日本市場への導入の話が聞こえてこないのは残念である。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る)
関連キーワードタイ(国)、いすゞ自動車、ピックアップトラック
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