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大学受験の漢文攻略法、街は漢文であふれている!

2020年6月4日 06:11

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■日常生活、すべてが漢文学習である

 国語で漢文だけは苦手、と後回しにする受験生が多いが、実は漢文は国語の中でも最速最短で点数が稼げるオイシイ科目である。出るものは決まっている。30項目ぐらいだろうか。それなのに、2020年まで行われていたセンター試験の場合、難解な評論と配点が同じ50点である。

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 だから、国立医学部とか受験する受験生は、やはりアタマがよい。まっさきに漢文を取りにいく。

 漢文の勉強というと、机に向かって、白文読んで、なんて考えがちだが、何のことはない。街中に漢文があふれている。

 漢文を短くすれば、漢字熟語である。漢字熟語を訓読すれば、漢文の白文読みの練習が手軽にできる。

■合格する漢文学習の秘訣は「返読文字」の把握にあり!

 大学受験生は、学校の定期考査できかれるので、「再読文字」はよくおさえている。だが、「返読文字」をおさえていない受験生が本当に多い。たかだか30字ぐらいなのに、本当にもったいない。

 「不」「日」「無」のつく漢字熟語をあげてみよう。

 「不審者」「非常口」「無銭飲食」。

 訓読してみよう。「審(つまびら)かならざる者」(どこの誰だかハッキリしない者)、「常に非(あら)ざる口」(普通ではないときに使う口)ちなみに「に非(あら)ず(ではない)」断定の否定表現だということを、ほとんどの受験生は知らない。「銭無くして飲食す」(金もないのに飲み食いした)。

 これらの否定詞がつく熟語は、すべていちばん上に否定詞が来るはずである。なぜか?返読文字だから!必ず下から帰って読むので、否定詞はアタマなのだ。

 「不可能」を訓読すると?

 「能(あた)ふべからず」(できない)「不」も「可(べ)し」も返読文字、セットになって文字通り、「不可能」をあらわす。

 このように、街やメディアは手軽に練習できる漢文の白文にあふれている。ほんのひと手間、「コレ、漢文でどう読むんだろう?」考えてみるだけで、白文読みの練習ができる。

■返読文字が多くの重要な句法にからんでいる

 否定詞しかり、センターで1番出されたのは「如・若」だろう。返読文字の多くが漢文の重要句法にからんでいる。

 それなのに、受験生は句法ばかりおさえようとして、返読文字をおさえない。時間と労力のムダである。返読文字は必ず帰って読む字、それがわかっていれば、センター漢文の選択肢を消すネタとして使える。

■漢文で点数と時間を稼いで評論に時間を注ぐ

 演習量が足りない受験生は、国語の問題を右から左へ、ひとつひとつ解こうとする。結果、タイムアウト、配点が高い設問を落とす。最悪のケースは、絶好の得点源、漢文をまるまる落としてしまうことだ。

 国語の試験は、まっさきに漢文を取りにいく。時間と点数を稼いで評論に時間をまわして要約系高配点ゲット、これがイケてる大学受験生の国語攻略法である。(記事:大学受験国語のフットプリンツ 谷村長敬・記事一覧を見る

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