NYの視点:米製造業は6カ月先の回復に期待

2020年5月22日 07:45

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記事提供元:フィスコ


*07:45JST NYの視点:米製造業は6カ月先の回復に期待
5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は‐43.1と、40年ぶりの低水準に落ち込んだ4月-56.6から改善した。ただ、3カ月連続でゼロを下回る活動の縮小となった。
現状で調査を行った58%の企業が活動の減少を報告。活動の増加を報告したのは15%にとどまった。重要項目である新規受注は−25.7と4月の−70.9から45ポイント上昇。雇用者数は−15.3と、4月の−46.7から31ポイント上昇した。

しかし、見通しは明るい。6カ月先の見通しで景況指数は+49.7と4月+43.0から7ポイント近く上昇。62%超の企業が今後6カ月間で活動が拡大に転じると見込んでいる。活動の縮小を予想しているのは13%に過ぎない。

米国経済は4月に底入れ、今後は回復に向かうと期待も強まりつつある。一方で、米連邦準備制度理事会(FRB)の見通しは依然暗い。失業保険申請件数は過去9週間で3900万件に達した。失業者の多くは再雇用されると期待しているが、一時解雇されている労働者の40%が完全解雇になるとFRBは見ており高失業率が回復を抑制すると警戒している。さらに、一部の中小企業は生存能力がもはやないとし、感染の第2波が起った場合には回復がさらに停滞することになると警戒している。

■5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数
景況指数:−43.1(4月‐56.6)
仕入れ価格:+3.2(−9.3)
販売価格:−3.1(−10.6)
新規受注:−25.7(−70.9)
出荷:−30.3(−74.1)
受注残:−13.7(−13.5)
入荷遅滞:−6.7(4.1)
在庫水準:11.7(−10.2)
雇用者数:−15.3(−46.7)
週平均就業時間:−7.1(−54.5)

6カ月先予想
景況指数:+49.7(4月+43.0)
仕入れ価格:+21.2(+25.5)
販売価格:+15.6(+16.9)
新規受注:+54.7(+36.5)
出荷:+46(+46.0)
受注残:+6.0(+17.0)
入荷遅滞:+5.1(1.4)
在庫水準:−1.4(13.7)
雇用者数:+16.2(+26.6)
週平均就業時間:+19.6(+26.0)《CS》

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