夜ふかしする子供は学力低下も! 休校でも気をつけたい夜型体質を改善する方法

2020年5月4日 12:40

印刷

 休校が続き外出も少なくなると、生活のリズムが乱れ、朝起きられない子供が増えているようだ。親も「朝遅刻するわよ!」という言葉が使えず、何となく夜更かしを容認してしまう。それが当たり前になると、学校が始まっても行けなくなったり、学力低下の危険性もあるのだ。

【こちらも】アナログゲームが家庭を救う!? トランプが会話を増やし、絆を強めるワケ

 深刻な「夜型体質」を防止するため、いくつかの方法があるのでぜひ試してほしい。

■遠足の日は早起きできるので

 普段、自分ではなかなか起きられない子供でも、遠足などのイベントがあると自分でさっさと起きてしまう。わくわくするような動機付けや期待感があると、親が必死に起こさなくとも自分で起きることが出来るのだ。

 これを、実生活に取り入れてはどうだろう。起きたらいいことが待っている状況を作ればいい。早朝なら公園で思いっきり遊んでも良い(環境にもよる)、朝に好きなアニメを見る。また、携帯やスマホゲームは朝なら怒られないなど、朝だけの「特別」を作れば、起きるのも楽しくなるだろう。

 単に興奮しているから眠りが浅いのでは?と思うかもしれない。しかし、脳波を調べると普段の睡眠よりも深い睡眠が見られるほどで、意外と「効率よく」寝ていることが分かっている。

■友達と協力しあう

 親同士も連絡がつく友達なら、グループで「起こし合い」をしても楽しいだろう。電話やLINEでもいいが、スカイプやZOOMなどを利用するのも良い経験になる。外出が出来るようになったら、みんなでどこに行くかなどを相談するのだ。開始時間を決めれば、気が引き締まって起きられるだろう。

■寝る2時間前は液晶画面を見ない

 スマホやパソコンの画面からでるブルーライトが目に悪いことは、よく知られている。ところが、人間の生活リズムを狂わす原因にもなるのだ。このブルーライトを寝る前に浴びないことで、スムーズな睡眠に入ることが出来る。

 自然光である太陽の光にもブルーライトは含まれている。朝の光を浴びると、網膜が光をキャッチし「朝が来た」という信号を全身に送り体内時計を調節している。つまり、寝る前に強いブルーライトを浴びることは、体内時計を狂わすことになってしまう。

 さらに、朝の光を浴びることも大切だ。真っ暗でないと眠れない子供でなければ、分厚いカーテンを開けたまま寝るのも良い。明るさだけは起きられないかもしれないが、朝に太陽の光を浴びることは可能になる。

 一度夜型の体質になると、なかなか朝型の生活に戻ることは難しい。いつ始まるか分からない学校に早く順応させるためにも、早寝早起き習慣はぜひ守りたいものだ。

関連記事