日経VI概況:低下、原油価格の落ち着き受けて市場心理は改善

2020年4月23日 16:20

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記事提供元:フィスコ


*16:20JST 日経VI概況:低下、原油価格の落ち着き受けて市場心理は改善
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は23日、前日比-4.25pt(下落率10.11%)の37.77ptと低下した。なお、高値は39.18pt、安値は37.69pt。前日の米国市場では、中小企業向け支援策が下院で成立する見通しとなったことや原油価格の落ち着きなどを受けて主要株価指数は買い戻しが優勢となった。この流れを受けて東京市場でも225先物が19440円まで上昇するなど、市場のリスクセンチメントは一旦は改善する格好となった。こうした背景から、日経VIは大きく低下し、再び心理的な節目である40pt台を割り込み、30pt台まで低下した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《YN》

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