恥ずかしいけれど英語力向上に効果的! 録音した自分の英語を聞き返そう

2020年4月21日 07:04

印刷

 読めて聞けるだけでなく、英語を話せるようになりたいなら話す練習が不可欠だ。その話す練習において、自分の声を録音して聞き返したことのある人はどれぐらいいるだろうか。恥ずかしいかもしれないが、話す力をアップさせるのに効果的なのでぜひ試してもらいたい。スマホさえあれば簡単に録音できるので手間もかからない。

【こちらも】洋書多読が苦手な人におすすめの2人のアメリカ人作家

■話せるとは声でメッセージを届けられること

 録音した自分の声を聞くこと自体、多くの人にとって違和感のあることだろう。ましてや「自分の下手な英語なんか聞き返したくない」という気持ちももっともだ。しかし、どんなに自分で恥ずかしいと感じようと、相手はその恥ずかしい英語を聞かされることを忘れないようにしよう。

 英語を話せるようになるには、相手に自分の伝えたい思いを声で届けなければならない。録音した自分の声を聞くのは恥ずかしいが、それが相手に届いている現状のあなたからのメッセージなのである。

■自分の声を聞くことでたくさんの気づきが得られる

 自分の英語を聞くと気づくことがたくさんある。思った以上に早口になっていたり、「あー」、「えー」などと気づかないうちに日本語で言い淀んでいたりなどはよくあることだ。自分自身でさえ何を言っているのか聞き取れないこともあるだろう。自分で聞き取れない英語が相手に伝わるはずがないから、どこを改善しなければならないのか身に沁みてわかる。

 こうやって自分が自分の聞き手となることによって、相手に伝わる話し方とは何なのかという気づきにもつながる。これは日本語での会話にも当てはまることなので、いきなり英語を録音することに抵抗があるなら日本語から始めてもよい。日本語での自分の声に慣れてきたら、次に教科書の音読からでよいので英語で録音してみよう。

■ハードルを低くしてでも続けることが大切

 音読で自分の英語に慣れてきたら、今度は自己紹介文やスピーチなど自分オリジナルの内容に進もう。とはいえ、最初のうちは、内容を考えながら話そうとしても英語が全然出てこないことに愕然とすることもあるだろう。いきなりハードルの高いことをやろうとしても挫折の原因になってしまうだけなので、無理をせず事前に作ったスクリプトの音読から始めるとよい。

 毎日録音して聞き返すのが理想だが、週に1回でもよい。続けるためには、なるべくハードルを低くすることも大切だ。続けることさえできれば、数カ月後にはきっと自分でも進歩が感じられるだろう。日々の変化は微々たるものだが、コツコツ続ければ確実に成長することを保証する。(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る

関連記事