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AI英会話アプリ「スピークバディ」iOS最新版の画面(画像:アップアレイ発表資料より)[写真拡大]
人工知能(AI)を使った英会話アプリを開発するappArray(アップアレイ)は3日、「スピークバディ」iOS版のアップデートを発表した。新機能では、AIキャラクターの問いかけに対してユーザーが英文を考えて回答する会話練習機能「実践会話モード」が追加されている。
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ユーザーの返答にAIが反応して会話が進むという、リアルな会話体験の実現を目指す斬新な試みだ。
■人工知能を相手に、一層リアルな会話が可能に
新機能の「実践会話モード」では、まずAIキャラクターがユーザーに問いかけを行う。これに対してユーザーは自分で回答となる英文を考え、AIキャラクターに話しかける。ユーザーの返答にAIキャラクターがさらに反応して、最終的に会話の目的達成について評価が行われる仕組みとなっている。
日常やビジネスの会話で頻繁に使われるフレーズを学習できるシナリオを準備し、AIを相手にしたリアルな会話学習を可能としている。人間よりもAIの方がリラックスして会話ができる人には朗報だ。
■高評価を得たベータ版
この「実践会話モード」の試験運用(ベータ版)は、2019年11月から始められており、実際に使ったユーザーから高評価を得ているという。
同年12月公開の会話バージョン2に関するアンケートでは、「リアルな会話体験に近いか」との質問に5点満点中平均3.9点の評価。さらに「学習効果を感じたか」については4.0点、「楽しかったか」4.4点という高得点の結果であった。
■急速に開発の進む会話AI
アップアレイの「スピークバディ」は、音声認識や会話AIといった近年急ピッチで開発が進む情報技術を駆使したAI英会話アプリだ。2019年5月にはApp Store教育ランキングで1位を獲得している。
AmazonのアレクサやGoogleが開発するAI「Meena」など、人工知能と自然な会話ができる時代が到来しつつある。音声アシスタント分野ではSiriで先鞭をつけたAppleも4日、自然言語AIのスタートアップ企業Voysis買収が明らかになるなど懸命だ。
日本の英語学習者からも、急速に開発の進む会話AIにますます注目が集まりそうである。(記事:ベルリン・リポート・記事一覧を見る)
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