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同時通訳者の練習法、「シャドーイング」で英語のレベルアップ!

2020年4月1日 17:08

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 同時通訳者が行う「シャドーイング」を知っているだろうか。英語上級者にもおなじみの、英語の実力がつくという学習法である。そんなシャドーイングについて、内容や効果、やり方を見ていこう。

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■シャドーイングとは

 シャドーイング(シャドウイング)とは、英語を聞きながら、聞いたままの英文を同時にマネしていくことである。耳から聞いたとおりに話すので、リスニングとスピーキング両方の力がつく一石二鳥の学習法だ。

 いつものリピートとはどう違のかというと、英語すべてを聞き終えてから声に出すのがリピート。シャドーイングとは、英語を聞きながら影のように同時にマネしていく練習法である。

■シャドーイングの効果

 シャドーイングでは英語を聞きながら同時にマネするため、より英語の音を集中して聞き取る必要がある。英語を聞きながら同じように発音していくため、本来のリズム、発音、イントネーションを自分のものにできることが特徴だ。

 それに対してリピートでは、英語を聞いた後に記憶をたよりに繰り返すので、自分の発音のクセが出てしまう弱点がある。

■シャドーイングのやり方

 まずは英語を聞いてみる。次に英語を聞きながらすぐに口に出してマネをしていく。例えば「My father handed the business to me」という英語であれば、「My father」と始まったらすぐさま「My father」と相手の声にかぶせて話していく状況となる。

 最初はうまく口が回らないこともあるが、続けていけばスムーズになってゆく。どうやっても聞き取れない、うまく口に出せない箇所が出てくるが、そこが自分の苦手ポイントだ。さらに集中して聞き続けると、やがてそのままの音をマネできるようになる。

 シャドーイングを録音することも大切だ。自分の声が人にどのように聞こえているのか確認できる。録音した自分の声を聞いてみると、声の大きさやどれくらいマネできているのか気づける。そして最後に英文を見て確認する。

■シャドーイングにおすすめのテキストは

 テキストはなんでもOKだ。NHKテキスト、TOEIC問題集、YouTubeなど、後からテキストや字幕で確認できればよい。やってみてあまりに難しすぎるようならレベルが合っていないので、もう少しやさしいレベルに変えるといいだろう。

 気をつけることは、英語を聞きながら同時に話すため自分の声でリスニングが聞きづらいことだ。ボリュームを大きめにするか、耳元で聞く、もしくはイヤホンを利用するとクリアに聞こえる。

 まずはワンフレーズからシャドーイングを始めてみてはどうだろうか。リスニングに自信がある人でも、ふだん英語で会話をしていないと口が回らないため、最初はワンフレーズでも手ごたえがある。慣れてきたら2行、4行と文章を長くして、ほんの30秒や1分だけでも十分な練習となる。継続すればリスニングとスピーキング力がかなり向上するので、ぜひともためしてほしい。(記事:鵜飼圭・記事一覧を見る

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