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子育て×断捨離 残したいものと捨てるもの

2020年4月1日 07:46

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 家族が増える、学校や職場が変わるなど、環境の変化に合わせて物は増えていく。子育てに関しても、本や身近な子育て経験者から得る体験談など、子供の成長と共にその情報、ノウハウも蓄積されていく。

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 今回はこれらの情報や知識を整理し、今目の前で生きる我が子を見つめ直す、子育ての断捨離に焦点を当ててみよう。

■溢れ返る様々な子育て法

 モンテッソーリやシュタイナー教育、アドラー式や天才脳をつくる子育て術、昨年ネットで話題になったムスカ流子育てなど、数え切れないほどの子育て術や教育論が世の中には存在している。日本の義務教育期間中に私達は学校で『育児・教育』を学ぶ機会はほとんど無い。そこで、親達は子育てを通して、実践的に親になることを学ぶ場合が多い。必死に情報を収集するのは、子供を愛するが故にだ。

 しかし親が情報に振り回され、目の前の我が子が捉えられなくなってしまう場合もある。また、偏った子育て術の実践で、子供が問題を抱えてしまうこともある。

■不要な知識を断捨離する

 ここで、改めて断捨離の意味を確認しよう。断捨離の「断」は不要な物事を断つこと。「捨」は不要な物事を捨てること。そして、「離」は物への執着から離れることだ。

 やみくもに物を処分したりするのではなく、断捨離には物との関係性を見つめ直し、本当に大切な物を選別する過程がある。過去や未来に囚われず『今』何が必要なのかをしっかり見極めなくてはならない。

これは、存在する物に対してだけではなく、知識に対しても同じことが言える。特に『離』(執着から離れること)は、既に手に入れてしまった物を失う覚悟が必要な為、断捨離で最も難易度が高い部分ではないだろうか。

■子育て術を取捨選択する

 人の話も、本などで得た知識も、全てを実行することは不可能に近い。むしろ情報の多さに混乱し、何をしたら良いのか分からなくなってしまうことも考えられる。

 親がときめく子育て術は沢山あるが、目の前の子供をしっかりと見つめることを忘れてはいけない。我が子がどんな子であるかという興味と関心を常に持ちつつ、溢れ返る情報の中から、残したい物と捨てる物とに取捨選択していけば良い。

 選択と決断を繰り返す作業の中で、親自身が考え、気づき、情報に惑わされない子育てをする為に——。

 子供達の可能性の芽が出て、美しく個の花を咲かせるまでは、その子の成長に必要な栄養を、必要な時に、必要なだけ、そっと届けていきたいものだ。(記事:板垣祥代・記事一覧を見る

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