多様化する日本のETF JPモルガン系、日本でETF販売へ

2020年3月25日 17:46

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 JPモルガン・アセット・マネジメントは24日、日本でETFに参入すると発表した。「JPモルガン・ウルトラショート・インカムETF」として、月内にも提供を開始する予定だ。詳しい特徴と参入する背景を見ていく。

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■「JPモルガン・ウルトラショート・インカムETF」の特徴

 「JPモルガン・ウルトラショート・インカムETF」は、米国市場に上場している短期債券へ投資するETFのアクティブファンド。米ドル建の短期投資適格債に分散投資し、安定的な利回りを獲得するのが狙いだ。保有債券の償還を平均1年以下に維持することで、金利上昇による価格下落を抑える運用を目指す。

 割り当てられる純資産総額は115億ドル。JPモルガンが世界で提供する全ETF商品の純資産総額300億ドルの中で、最も大きな割合を占める。

■JPモルガン・アセット・マネジメントが日本ETFに参入する背景

 JPモルガン・アセット・マネジメントは、米大手銀行JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーの資産運用ブランドの1つだ。世界で55本のETFを運用し、独自基準で銘柄を選んでいる。

 同社が日本のETF市場に参入するのは、低コストの金融商品に対する日本投資家ニーズに応えるためだ。低金利が続く中、安定的な資産運用を目的とした低コスト商品へのニーズが高まっており、「ドル預金を上回る金利の獲得を狙った商品で預金代替などとしての需要が強い」と踏んでいる。

 「JPモルガン・ウルトラショート・インカムETF」は、そのニーズに応えるための商品だ。当面の間、日本では珍しい戦略のETFを提供し、ニーズを拡大する方針だ。

■多様化する日本のETF

 現在、日本のETFは対象指数と共に多様化が進んでいる。商品スキームも投資家の幅広いニーズに応えるように変化を続けてきた。「JPモルガン・ウルトラショート・インカムETF」は多様化が進む現在の環境の中から生まれた新しい商品だ。

 今後は他社の追随もあるだろう。投資家はより多くの選択肢から、自分に適した商品を選ぶことが可能になる。(記事:たけお・記事一覧を見る

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