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英語学習を続けるコツ! ブレイクスルーよりも大切な小さな達成感の積み重ね

2020年3月21日 16:38

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 英語学習では「ブレイクスルー」ということがよく言われる。日本語では「突破口」や「大躍進」という意味のこの言葉、英語学習においては飛躍的な成長のことを指す。ある日突然、文字通り壁を突破したかのようなブレイクスルーを経験すると、これまで聞こえなかった英語がはっきり聞こえるようになり、自分の口からもスラスラと英語が出てくるという体験である。

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 英語学習の先輩たちのブレイクスルー体験を見聞きしているうちに、「自分にもそんな瞬間がいつか訪れるのではないか」と期待してしまうのも無理はないだろう。しかし、ブレイクスルーに過度な期待をかけるのは危険である。

■英語学習のブレイクスルーとは

 ある程度、英語を学んできた人なら経験していることだろうが、英語力は一直線に上がるものではない。「少し上達したかと思ったら停滞し、停滞を感じながらも頑張り続けていると、また少し上達する」といった段差の大きい階段を上るような具合に進んでいく。

 ブレイクスルーとは、この停滞期を脱したときの伸び幅がかつてないほど飛躍的で、自分でもある日を境に英語が急激にできるようになったかのように思うほどだという。

■少しずつ上達する人も多い

 ただ、誰でもそんなブレイクスルーを体験できるわけではない。「ブレイクスルーはまだか」と苦しい思いをしながらも英語学習を続けつつ、一度もそんな劇的な体験はしなかったという人はけっこういる。

 実は、かくいう筆者自身、ブレイクスルーを感じたことは一度もない。英検1級取得、TOEICのスコアも980と、一応英語学習の上級者とみなされるレベルにはあるが、飛躍的に実力が向上したと感じる瞬間はこれまで訪れたことがないのである。

 もちろんブレイクスルーを経験しないからといって、英語力が上達していないわけではない。実際、筆者も試験ではそれなりの結果を残しているし、特に不自由を感じることなく英語を操れる現時点から過去の自分を顧みると、隔世の感がある。

 ただここに至るまで、劇的な変化を感じなかっただけのことだ。英語学習が毎日の繰り返しである以上、その歩みも1歩1歩、ごくわずかな前進を繰り返してきたに過ぎない。

■大切なのは少しずつの積み重ね

 「ブレイクスルーが訪れないから自分には実力がない」と思うのは危険だ。それでモチベーションが低下して、英語学習自体をやめてしまってはもったいない。たとえ自分ではなかなか成果を感じられないとしても、英語学習を続けている以上、確実に実力は向上しているのである。大切なのは続けることだ。

 英語学習の途上でもがいている人は、ブレイクスルーに期待するよりも、日々の小さな達成感を大切にしてもらいたい。「先週学んだ新しい単語を、今週は初めて会話の中で使えた」ぐらいの、小さな達成感でよいのだ。それを繰り返しているうちに、振り返ると自分でも驚くほど遠くまで来たことに気づく日が訪れるだろう。(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る

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