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Anonymous Coward曰く、
宇宙開発企業SpaceXは通信衛星を使ったインターネット接続サービス「Starlink」の実用化を目指して通信衛星の打ち上げなどを行なっている。同社のイーロン・マスクCEOによると、この衛星ブロードバンドサービスは、高速化つレイテンシが小さく、レイテンシが重視されるオンラインゲームであっても十分に対応できるという(Ars Technica、Slashdot)。
SpaceXがこのサービスの計画を始めた2016年後半、レイテンシは25ミリ秒から35ミリ秒になるとされていた。しかし現在は20ミリ秒以下のレイテンシを目標としており、将来的には10ミリ秒以下も実現可能だという。これは有線のインターネット接続サービスに匹敵する数値だ。
また、マスクCEOは衛星ブロードバンドサービスについて、高速ブロードバンドにアクセスできない地方の顧客が主に使用するもので、Starlinkは通信事業者にとって大きな脅威ではないと主張している。その理由として衛星通信は人口密度の高い地域には適していないためだという。都市部ではセルあたりの帯域幅が狭くなってしまうため、パフォーマンスが低下するそうだ。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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