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初心者は注意!英語の聞き流しにほとんど効果がない理由

2020年2月26日 12:25

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 英語学習の初心者から、中級者ぐらいまでの多くは、「英語は話すことがいちばん難しい」と思っているのではないだろうか。実際、「話すことはできなくても、なんとか聞き取ることはできる」という人は多い。しかしそれは単なる思い込みであることが多く、ほとんどの場合、自分で思っているほど聞き取れていないのである。

【こちらも】退屈な単語学習にさようなら フラッシュカードを使った英単語の覚え方

 一方、最近は多読だけでなく「多聴」の大切さも叫ばれている。もちろん英語をたくさん聞くことは大切だが、しっかりと聞き取れていない状態では、いくら聞き流してもほとんど学習効果は得られないのだ。

■聞き流しだけでリスニングが上達しない理由

 文法というだけで多くの人が敬遠したがる。学校英語のイメージが強いからだろう。「正しい文法でなくても通じる」と思っている人は多く、実際、ある程度の意思疎通は可能だ。だからといって、文法学習なしで聞き流しばかりやっていても、いつまでたっても英語力は上達しないだろう。

 シャワーのように大量の英語を浴び続ければ、そのうち英語の耳ができて聞こえなかった音が聞こえるようになると思っている人も多い。確かに時間をかければ英語の音自体に耳は慣れてくるものだ。

 しかし英語の音に慣れることと、英語を一言一句正確に聞き取れることとは違う。聞き取れない音をどんなに聞き流したところで、「やはり聞き取れないまま」という可能性は高い。

 耳は周囲の音をすべて拾っているわけではない。「カクテルパーティー効果」とも言うように、意識的・無意識的であれ自分に必要な情報を選択的に取り入れている。

 逆に言えば、耳が必要ないと判断してしまえば、その音は聞こえているのに聞こえない状態になってしまうのだ。よって、いくら英語の聞き流しをやっても、ある日突然英語が一言一句正確に聞き取れるようなことはないのである。

■文法力が英語上達の基礎

 では、どうすれば正確なリスニング力を身に付けることができるのか。やはり、地道な基礎学習である。

 基礎的な文法もあやふやな状態では、いくら英語を聞いても聞き取れるようになることは難しいが、文法の基礎が固まった状態であれば、聞こえない音を文法的知識が補正して理解を助けてくれるようになる。「本来、ここにはこういう前置詞が入るべき」とわかるなら、英語特有の音の弱化や脱落があっても正しく聞き取れるというわけだ。

 さらにスクリプトがあれば、話される英語を目で見て確認できるため、より理解が深まる。理解が深まれば、当然上達も早くなるだろう。

■聞き流しが有効になるレベル

 少なくとも、聞こえてくる英語を自分の口で再現できる程度のレベルに達するまでは、聞き流し学習でほとんど効果は得られないだろう。逆に、そこまでのレベルに達すれば、英語を聞けば聞くほど英語力がどんどん向上していくのである。(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る

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