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子どもの自主性を育むのは「目に見えないものを大事にする」教育

2020年2月11日 09:32

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 子どもにはどのような人生を歩んで欲しいか、親にはそれぞれ思うことがあるかもしれない。その中で成績不振や深刻な寝坊など、大なり小なり問題にぶつかることもあるだろう。

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 しかしただ表面的な問題解決を急いだところで、そこから子どもが何をしたいのかは見えてこない。子どもの自主性を高める鍵は、現実的なものにとらわれるのではなく、自由な遊びやファンタジーなどに重点を置いた教育にある。

■目先の問題が解決すれば全て解決と思っていないか

 例えば、子どもが宿題をやらずに困っている時どうするだろうか。まずゲームを取り上げ、無理やり机に座らせて、子どもが宿題を始めればそれで解決と思ってはいないだろうか。

 子どもの起こす問題は、子どもからのSOSメッセージであることが多い。目の前の問題を解決することだけに重点が置かれると、子どもが何をしたいのかなど、思いや感じ方に関心が向きづらくなってしまう。

■物事の裏側を想像する力はファンタジーを信じる心から

 子どもの頃、クリスマスにはサンタさんがトナカイに乗ってやってくると信じていた人も多いのではないだろうか。シュタイナー教育で有名なシュタイナーは、幼い頃から現実的なことばかり教えられると、人生において空想的なことを認めにくくなると提唱している。

 良い成績ばかりに重点を置いていると、勉強の背景にある意味を考えなくなり、ただ事務的に勉強をこなすようになってしまう。無意味に思える子どもの遊びの中でのファンタジーは、成長の中で目には見えないものを想像する力を発揮する助けになるのである。

■物質的・外面的な満足に縛られない

 勉強を始めるのは早い方がいいと、幼いうちから懸命に勉強させても、自分からやる気になって勉強をする子にはすぐ追い抜かれてしまう。子どもには勉強など現実的なものではなく、赴くままに遊ばせたり、ぼーっとしたりする時間の方が人生の大事な基礎になる。

 優秀な学校へ行くことよりも、本当に子ども自らが自分の人生が幸せだと感じられることの方が重要なはずである。そのためには、目の前の成績不振や不登校などの問題の解決ではなく、子どもの考えを発揮させることに目を向けてみよう。(記事:双風サキ・記事一覧を見る

参考書籍: 『子どもを信じること』田中茂樹(さいはて社)

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