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埼玉工業大、「彩の国ビジネスアリーナ2020」でAI自動運転バスの試乗会
AI自動運転バス(画像:埼玉工業大学の発表資料より)[写真拡大]
埼玉工業大学は、さいたまスーパーアリーナで1月29・30日に開催される「彩の国ビジネスアリーナ2020」において、自動運転車両を展示し、AI自動運転バスの体験試乗会を実施する。
【こちらも】埼玉工業大、一般の公道走行できる自動運転バスを公開 私大では初の開発
体験試乗会は、29、30の両日とも、30分から1時間おきに行われる。また、次世代自動車センター埼玉が、「公道走行可能な自動運転バスの実験車両と自動運転の実用化・市販化」をテーマに行う講演会の参加者を対象としても実施される。
埼玉工業大学では、自動運転についての研究開発を積極的に進めており、2017年12月より、埼玉県深谷市の公道にて、トヨタプリウスによる自動運転の実験を行ってきた。2019年8月以降は、日野「リエッセII」にプリウスの実験車両で培ったノウハウを移植し、国内初のAI制御による自動運転マイクロバスを走らせた。
2019年12月には、埼玉工業大学の最寄りの駅である高崎線岡部駅と大学を結ぶスクールバスに、自動運転AIバスを導入。毎週木曜日を中心に運行しており、信号の有無にかかわらず、一旦停止を自動で行う他、大学構内や岡部駅ロータリーも自動で走行する。
自動運転バス開発では、自動運転ソフトとして普及が進んでいる「Autoware」を利用し、AIによる障害物の検知機能を強化。また、LiDAR(ライダー)やカメラの画像情報はディープラーニング(深層学習)を用いて解析し、周囲環境をAIにより認識して障害物を回避することも可能だ。
今回の試乗では、周囲環境をAIが認識するカメラ画像、ライダー画像、三次元地図データーとの対比も見ることが出来る。
「彩の国ビジネスアリーナ2020」では、自動運転の講演のほかにも、次世代自動車に関する技術プレゼン等も行われる予定だ。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る)
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